青森県一周徒歩旅(１日目) 青森～蟹田

青森市では一昨日の８月２日から「ねぶた祭」が始まりました。
全国的に猛暑が続き青森も暑い日続きでしたが今日は気温が下がり雨模様です。
前回記事で話した「青森県一周徒歩旅」に７月８日から７月２９日まで２２日間出かけました。
寒さと暑さの両方を体験し何度か前途多難な事態にも遭いましたが何とか無事旅を終えました。
それでは今日から今回の旅を振り返りたいと思います。

H30年7月8日（日）
天気　曇り後夕暮時から小雨
気温　17℃～20℃、風有、少し肌寒い

青森県一周徒歩旅の出発の朝。
天気も体調もなるべく良好なことを祈り８時に自宅を出発。
最初は「合浦公園」を通過する。
１週間前に行われたAOMORIマラソン大会のスタート地点。
合浦公園内にある市営野球場では日本のプロ野球史上初めて完全試合達成。

９時に本日の最高標高(約20m)地点の青森ベイブリッジの橋を通過。
橋上からは観光施設アスパムとその横に建つねぶた小屋が間近に見える。
ねぶた制作の終盤戦。既に完成したねぶたもあるかも？
ねぶた祭は８月２日～７日に開催される。

10時に青森市油川の西田酒造店前を通過。
西田酒造店は全国で最も有名な青森県産日本酒ブランド「田酒」の造り酒屋。
酒蔵によっては見学できる施設もあるが西田酒造店は見学不可。
西田酒造店前には「羽州街道終点」「松前街道始点」の石碑と掲示がある。
また直ぐそばの青森銀行油川支店には「青森発祥の地・油川」の掲示がある。
「油川」と言う土地はその名称と共に古い由来を感じさせる。

先へ進むと海沿いが賑やかな様なのでそちらに行ってみることに。
すると海水浴場で大勢の小学生がゴミ拾いしていた。
日曜日なのにご苦労様。
この先暫くは海沿いの堤防の上を歩く。
車の通行を気にせず海を眺め景色を楽しみながら気持ち良く歩ける。
しかし40分ほど歩くと海風で身体が冷え切り震え出した。
再度国道280号の車道沿いに戻ると海風は感じなくなり身体も低温から回復。

12時頃に青森市奥内の道路脇で軽い昼食を摂る。
奥内を過ぎ後潟(六枚橋)を通った時に昇龍の黒松を見る。(青森市指定文化財)
樹体がうねり結構な迫力を感じる。
後潟が青森市の北端でその先は蓬田村になる。

自転車に乗った少年４人グループと出会う。
自転車に少し重そうな荷物を積んだ少年組が進むのを眺め私は後を進む。
自転車と徒歩のスピード差が大きく直ぐに少年達は見えなくなる。
しかし暫くすると道路脇の商店前で休憩中の少年達に私が追いつく。
それを２度ほど繰返し３度目に少年から声をかけられる。
少年「こんにちは」私「こんにちは」
少年「どこに行くんですか？」
私「蟹田の方へ」
少年「どこから来たんですか？」
私「青森市の合浦公園の方から」
少年「ずっと歩いているの？」
私「そう。青森県内一周を目指して」
少年「え～！すごい！」
私「君たちはどこに？」
少年「蓬田の海水浴場に向かってます」
少年「頑張ってください！」
私「有難う。君達も頑張って」

青森市から蓬田村に入り約５km、１時間ほど進むと蓬田の玉松海水浴場。
ここでまた先ほどの少年達と出会った。
また少し話を聞くと、少年達は４人で１泊キャンプするとのこと。
（自転車に積んでいた少し重そうな荷物はキャンプ道具だった。）
明日学校はないのか尋ねると休日出校した振替で明日は休みとのこと。
天気が少し心配だが大いに楽しんでと伝えて別れた。

少年達は多分中学１年か２年ぐらいだと思う。
明るくて積極的で礼儀正しくてとても好感が持てる少年だった。
旅の初日にとても良い出会いをしたと、私も勇気と励ましを貰った。
失敗を怖れず色々な事にチャレンジし逞しく成長することを祈りたい。

私は玉松海水浴場兼キャンプ場で約10分休憩後はひたすら北進する。
蓬田村を過ぎて蟹田町のコンビニで食料を調達し蟹田町の北端を目指す。
今日は蟹田町北端の塩越ゆとりの駐車帯で野宿の予定。
玉松海水浴場から約２時間９kmほど歩いて目的地に到着。
到着時は曇り空だったが夕暮れ後から霧雨模様となる。
風向きを考慮しなるべく濡れない東屋内の位置にテント設営。

旅の１日目は毎度の事だが大腿部の付け根が痛む。
今回も昼前から大腿部付け根が痛み出す。
ザック約11kgの荷重の大半が腰に集中。
歩く度に腰から大腿部に負担が大きく加わるためと推測。
その他には特に痛みは無し。

【平成の大合併で市町村名が変わったが今回のブログでは旧町村名表記を優先する予定】
【今回記事では、蟹田町(旧)→外ヶ浜町(新)】

自宅出発間もなく赤川沿いから八甲田遠望（山頂は雲隠れ）