青森県一周徒歩旅(13日目)～東北町

H30年7月20日(金)
天気　濃霧のち晴れ
気温　18℃～30℃、徐々に暑くなる

昨夕からの濃霧は翌朝まで続く。
だがテントは思ったほど濡れていない。
蕪島のウミネコは一晩中鳴いていたようだ。

最初に計画を考えた時点では蕪島の近くで宿に泊まりたかった。
ネットで宿検索すると八戸中心地には多いが蕪島周辺では見つからない。
このため宿での宿泊は諦めて野宿することにした。
しかし昨日の記事で紹介したように蕪島近くに弁慶という格安宿があった。
温泉付き宿で１泊朝食付で2800円からというから信じられない低料金！
訳ありかと思いネット検索すると入浴道具が別料金以外に特別に訳なし。
いつか機会があれば宿泊してみようかな？

蕪島出発は朝５時。
朝食を摂らずに出発しコンビニに立ち寄って朝食を摂る。
野菜をよく噛んで食べるように気を使う。
コンビニではスマホのＧＰＳ歩行記録を一時停止する。
コンビニ出発時にＧＰＳ記録アプリの一時停止解除を忘れる。
東日本徒歩旅の時も同じ場所で一時停止解除を忘れた。
全く進歩がないというか、余程相性の悪い場所なのか。

９時半に有料の百石道路の上を通る道まで来る。
グーグルマップに従って歩くと有料道路に架かる陸橋手前で右折する。
道を進むと徐々にとんでもないヤブ道になり最後は有刺鉄線で行き止まり。
他の地図も確認して陸橋を渡った後に右折する道を進み事なきを得た。

朝方の濃霧は時間経過と共に更に海沿いから離れると共に薄れる。
そして濃霧が薄れると共に日差しが強まり暑くなる。
更に湿度が高めで風も吹かないため余計に暑い。
午前中は歩行ペースが上がらない。
スーパーに立ち寄り昼食休憩し疲労回復とエネルギー補給する。
午後はペースアップして余り休憩をとらずに歩き続ける。

三沢中心部通過後は青い森鉄道と並行する直線道路をひたすら歩く。
車道幅も路側帯も狭く更に両脇に雑草が茂る道で歩行空間が極端に少ない。
車の通行量は余り多くはないが両方向から車が接近する時は緊張する。
直線道路だがアップダウンが５回ほどあり暑さも加わり体力消耗する。
狭い道幅、長い直線道とアップダウン、単調な雑草景色等、歩行旅には辛い。
暑さで手の甲が軽い火傷症状になったため手袋することで緩和させる。

本日の目的地の温泉宿の手前で道の駅おがわら湖に立ち寄る。
今年２月に米軍機が出火し小川原湖に燃料タンクを投棄する事件があった。
湖の水質調査等で小川原湖のシジミ漁は一時休業させられた。
その後水質に問題ないと判定されシジミ漁は１か月後に再開。
道の駅でも無事シジミ販売が行われている。
シジミを買う代わりにしじみソフトクリームを食べる。
しじみ味に少し抵抗を感じミルクとミックス味のソフトを注文。
結果はミルクの味が強くてシジミの味を殆ど感じなかった。
しじみ単体ソフトクリームにすべきだった。

道の駅から３０分歩き１６時２０分に八甲温泉に到着。
格安の温泉宿で１泊２食料金が４５００円。
西陽の当たる部屋に入ると室温３０度超え。冷房無し扇風機のみ。
窓を全開し扇風機を回したが室温は簡単には下がらない。
洗濯物の乾燥には丁度良かった。

風呂に入り久しぶりに身体に溜まった垢をこする。
旅行前に罹った皮膚病の治療で控えていた身体への刺激行為を試す。
その日は何も症状が出なくて皮膚病は全快したと思った。
ところが翌日身体に痒み症状が出る。
まだ全快ではなかった様だ。

早朝の蕪島の駐車場周辺

テントから15mほど先にトイレ有。濃霧でほぼ見えない