H30年7月25日(水)
天気 晴れ一時曇り
気温 最高30℃ぐらい、暑い
夜明け前に船の音で目が覚める。
テントを出て歩いて1分の大間崎海岸に向かう。
大間崎の港から多くの船が一斉に沖に出航していた。
丁度朝日が海面に顔を出した頃に船が沖に揃う。漁の開始?
今日も天気が良い。朝4時頃の気温が丁度良い。
という事はテント場から出発する5時にはもう暑い。
昨日はスーパーに寄ったが今朝はコンビニだけ開店。
スーパーと向かい合うコンビニで今夜と明朝の食料を調達。
大間から佐井に向かう途中に普賢院という寺と宿坊があった。
大間で宿坊を開業してやっていけるの?
ネットで調べると今年開業したばかりで1日1組限定。
近くの温泉と連携し料理も精進料理でなく普通料理らしい。
7時50分に佐井村入り。佐井村は「日本で最も美しい村」加盟。
更に1時間歩き繁華街?にあるアルサスに立ち寄る。
9時発の仏ヶ浦行きの観光船が出航しようとしていた。
仏ヶ浦は中学生の時一度訪れて景色に圧倒された記憶がある。
今回も寄りたかったがルートから結構離れるため止む無く断念。
観光船に乗船し仏ヶ浦に行きその先を歩く計画変更が脳裏を掠める。
暑さにバテ気味で楽な計画に心が揺れたが思いとどまった。
アルサスを過ぎて次の目的地の「ぬいどう食堂」までが又キツイ。
暑さとアップダウンのある道が身体から体力を奪う。
途中にあった「がんかけ公園」のベンチで一休み。
飲水して軽食をとり休養する。15分ほど休み出発。
途中で願掛岩の女岩と男岩を眺めその規模に圧倒される。
13時過ぎに「ぬいどう食堂」に着く。
今回の旅で出来れば立ち寄りたいと秘かに恋焦がれていた食堂。
水の補給という目的の他に「うに丼」がスゴイらしい。
入店してうに丼を注文したが今日は売切れ。残念だが想定内。
ここでウニ丼を食べるためには予約した上で当日の漁の神頼み。
ウニ丼が無い時は歌舞伎丼がお薦めらしいのでそれを注文。
女将が「相当疲れてるね」「麦茶を沢山飲んで行って」
「みそ汁もお替わりあげる」「魚煮付(かすぺ)もお替わりして」
私が疲れているのを見抜き元気づけの言葉を沢山貰う。
少しして先客の3人が去り福岡県からの1人旅客が来店。
彼もウニ丼を断られて代わりに海鮮丼を注文するが女将は少考。
女将が「少し待って」と言って店を出て10分ほどで店に戻る。
浜に近い自宅からウニを持って来て店で殻を剥き始める。
福岡客に「少なめのウニ丼」格安提供。でも他店なら大量ウニ。
食事し終えた私に「小皿ウニ」サービス。女将に大感謝!
超絶品! 採りたてのとろける甘さ! 正に「海のスイーツ」!
最後に今日の行先を尋ねられ縫道石山と言うと熊に注意と助言。
万一熊に出会ったら直ぐ店に電話してと言われて素直に「はい」。
縫道石山登山口到着が15時35分。ザックを軽量化し10分後登山出発。
縫道石山は絶壁の岩山に見えるが裏手に誰でも登れる登山道がある。
最初はなだらか道。途中で一旦下り道を経由した後に急登になる。
最後は結構バテたが何とか急登を登り切り山頂到着が16時50分。
晴天ならば津軽海峡が見渡せるが西陽の直射とモヤで今イチ眺望。
山頂に20分ほどいてから下山。急ぎ足で登山口に戻る。
下山後にテント設営し夕食を食べ就寝支度をする。
下北の寂しい山奥での就寝。
寂しいけれど天狗峠の深夜の来客の様な事態は願い下げ。
熊の訪問も遠慮願いたいと祈りつつ結構安眠した。
沖に集結した漁船の背後に日の出
朝日の中の漁船
夜明けのテントサイト
NHK朝ドラ「私の青空」ロケ地
太陽 釣りのシーン
日本で最も美しい村「佐井村」
現在日本に62町村、青森県には3町村
観光施設アルサス
橋を渡って右手のひと際大きな建物。観光船の発着港
がんかけ公園のベンチで一休み
大迫力の願掛岩(男岩と女岩)
左のなだらかな岩が女、右のとがった岩が男。一番左の観光船が極小!
福浦集落から眺める縫道石山
山の南西(右)は切立ち、北東(左)はなだらか
左手にぬいどう食堂、右手に仏ヶ浦ドライブイン
両店共「うに丼」が評判
「ぬいどう食堂」で歌舞伎丼を注文
「うに丼」品切れ
ウニの殻剥きをする女将
剥きたてキタムラサキウニを頂く! 女将に大感謝!
超絶品! 口当たりはとろけるクリーム!
縫道石山登山口
倒木を避けながら山頂を目指す
縫道石山山頂に到着
絶壁の彼方に津軽海峡
西陽とモヤで眺望イマイチ
下山道で振り返り見た縫道石山
こちら側から見ると「何処を登るの?」
05時10分 大間崎・発
05時40分 ファミリーマート大間店(20分)
08時50分 佐井アルサス(10分)
13時15分 ぬいどう食堂(60分)
15時35分 縫道石山登山口(10分)
16時50分 縫道石山山頂(20分)
18時05分 縫道石山登山口・着
歩行時間 10時間30分
歩行距離 41km
歩行歩数 73000歩
朝食 コッペパン、いか漬物、魚唐揚げ、バナナ
昼食 歌舞伎丼+小鉢(サーモン、カスぺ)+貝みそ汁+生うにサービス
夕食 梅おにぎり、筑前煮、玉子サラダ、きゅうり
青森県一周徒歩旅(18日目)ルート
コメント
ぬいどう食堂、昔はぬいどうドライブインと言ってました、予約なしでうに丼が食べれた。福浦の調査(仕事でなく)に行ったときに、昼飯を食べるために入って注文したらウニの量が半端じゃなかったので、思わずビールを注文してしまった。
「ぬいどう食堂」は歴史のある店なのですね。「ウニ丼」パワー凄い!
昔は「知る人ぞ知る」店だったのが、今はネット社会で誰もが知る店に。
ネットでは「量が多い、安い、美味しい」3拍子そろった店と評判のようです。
ネット情報では外国人で毎年訪れる常連さんもいるらしいです。本当?ビックリ!