前回の記事ではガーミンコネクトの地図を利用した。
前々回の岩木山記事中のヤマレコ地図でルートが非表示。
何故ルートが非表示なのか原因が分からない。
そこで別のルート表示手段を探したらガーミンを発見。
表示がスローな点は不満だが今後はこちらも使う予定。
前回はスーパー地図の距離計測への不信を記した。
今回はスーパー地図の利点について触れたい。
GPSアプリを比べるため朝ランの記録を比較した。
記録日は11月1日と11月3日の早朝
朝ランのコースは青森市小柳団地周辺
掲載画面はコースの一部分(下記)を抜粋
・けやき緑地公園の外周を二周(右上)
・小柳第三団地の外周を三周(左下)
使ったアプリ(機器)は
・スーパー地図 (以下ST)
・ジオグラフィカ (以下GG)
・[参考]スマートウォッチHuaweiGT2e (以下HW)
画面(1から6まで)の見方
[画面1] 11/3記録、GGで自動標準記録(45秒毎)
[画面2] 11/1記録、GGで自動細記録(22秒毎)
[画面3] 11/3記録、GGで時間記録(5秒毎)
[画面4] 11/3記録、STで自動記録(標準)
[画面5] 11/1記録、STで自動記録(詳細)
[画面6] 11/1記録、HWで全自動記録
※GG参考記事:Geographica『登山用GPSアプリ』
全記録を眺めると直線に近い道では余り差がない。
だが2~3周した公園や団地では各記録に差が出る。
記録間隔が空くほど乖離幅が大きい事が分かる。
一方で画面4~6では目立つほどの差はない。
4と5を比べると4の方が少し直線傾向が強い。
各記録の総距離、地点数、ファイルサイズを記す。
1(11/1)=5.9km、48地点、17kb
2(11/1)=5.9km、94地点、32kb
3(11/3)=5.0km、303地点、103kb
4(11/3)=5.0km、73地点、16kb
5(11/1)=5.9km、203地点、43kb
6(11/1)=5.8km
GGの記録間隔は秒又は距離で一定。
これに対しSTやHWの記録間隔は可変。
多分進行方向の変化に応じ記録していると推測。
4と5で記録した地点数には約3倍の差がある。
一方で地点数の差ほどには地図上で差は感じない。
つまり方向変化を正しく判断する事で差を極小化。
ここで前回記事の北海道旅について振り返りたい。
地図の7枚目と8枚目に美深~中頓別の記録を載せた。
iPhone7とXsのスーパー地図の記録に20倍以上の差。
7では317地点、68kb。Xsでは7154地点、1505kb。
それでも総距離は48.52kmと50.49kmで大差ではない。
この事をどう考えたらよいか?
スーパー地形は設定で記録の間隔を調整できる。
iPhone7は標準、iPhoneXsは詳細に設定していた。
8月31日7:43発~8:30までの記録を比較してみる。
この区間は出発し国道40号に出た後はほぼ直線道。
iPhone7:記録時間47分、10地点、10秒~25分間隔
iPhoneX:記録時間47分、569地点、5秒~20秒間隔
iPhoneXはこまめに(5~20秒間隔)記録している。
これに対しiPhone7は直線を判定し必要に応じ記録。
道が直線ならば25分間記録を省略している。
この他速度変化も判断基準にあるかもしれない。
細かく地点を刻み記録する事で正確性は高まる。
一方でデータ量は相当増えてデメリットもある。
総合的に考えるとスーパー地形の標準設定が丁度良いと思う。
なお今は購入不可のFieldAccessはバランスの良い記録方式。
総距離はST詳細記録と同等で地点数とファイルサイズは小。
一方でGGは記録に関しては若干物足りないと感じた。