早朝に起床すると登山にお誂えの好天。
最初は八甲田を考えたが最近は低温や雨天が多い。
八甲田ではもしかしたら降雪している可能性もある。
降雪量が多いと雪と格闘の苦行登山の怖れもある。
今日は無理せず手軽な里山の東岳に行く事にした。
1 登山概要
5月1日(木) 天気 晴
車で出かけて林道を進み東岳登山口駐車場に向かう。
林道は洗掘が進行中で低車高の車は要注意と感じる。
8時50分に駐車場に着くと既に4台の駐車車両がいた。
身支度して登山に出発するが麓には雪は全くない。
東岳へ登り始め約10分で左手に脇道風の所がある。
通常は素通りだが今回は時間に余裕があり寄り道した。
進んだ先には小石を積み石垣風になった場所があった。
その後登山道に戻り昔の林業の作業道跡に合流する。
石垣風の場所は昔の林業の作業場跡かもと思われた。
東岳山頂に近づくとちらほら残雪が現れた。
東岳山頂三角点~展望所の稜線上は40cm前後の残雪量。
単純思考だと標高の高所ほど残雪が多いと思われる。
ただ東岳展望所でも消雪した所もあり残雪量の差は大。
先日登った南八甲田最高峰櫛ヶ峰山頂は全く残雪無し。
残雪量は標高以外に風向き等の複数要因が複雑に絡む。
東岳から大平山に向かうとまた残雪量の変化を感じる。
最初は多かった残雪が大平山に行くほど減少する。
大平山頂周囲は残雪量の差がより明確に分かれる。
大平山頂周囲は残雪が無いとヤブで進路が限られる。
山頂で20分ほど軽食休憩した後に来た道を引き返す。
大平山からの復路では進路選択の小ミスを2度した。
ヤブと残雪が混在する中で残雪の歩き易さ優先で進む。
地図を確認せず勘を頼りに進むと違和感を感じ出す。
違和感を感じ地図を確認するとルートをミスっている。
残雪歩きでは勘や歩き易さ優先によるミスを何度もした。
大平山から東岳を再度辿って来た道を下山して行く。
駐車場まで後少しの所で伐採作業林道跡に寄り道した。
真新しい林道跡を進み小沢を越えると古い林道跡が出現。
寄り道して10分ほど進んだ所で山菜コゴミを少量採る。
残念ながら古い林道跡は徐々に荒れてヤブが多くなる。
寄り道を引き返し出発地の駐車場に戻る。
朝に駐車していた4台の車は既にいなくなっていた。
登山中は誰とも出会っておらず車は皆山菜採りかも。
東岳は登山以外で山菜採り来訪者が意外に多いのかも。
2 時間経過
08:54 東岳登山口駐車場
09:20 往路の寄り道地点 (15分)
10:03 東岳中間展望所 (4分)
11:10 東岳 (1分)
11:27 東岳展望所
12:02 大平山 (22分)
13:08 東岳展望所
14:00 東岳中間展望所
14:20 帰路の寄り道地点 (20分)
15:04 東岳登山口駐車場
徒歩時間 6:20 (休憩50分除く)
徒歩距離 12km
3 旅の写真
登山口駐車場に車を停めて出発
寄り道して見かけた石積み跡
中間展望所から陸奥湾と岩木山眺望
中間地点の沢を渡る
中間地点のキクザキイチゲ
高度を上げると残雪チラホラ
未だ蕾の目立つカタクリ
山頂と展望所の分岐標識
山頂へ向かう途中の残雪景色(根元積雪50cm前後)
東岳三角点到着
東岳山頂展望所
正面の大平山を目指す
大平山へは残雪が少なくなる
大平山山頂標識
東岳へ引き返し途中
再度の東岳展望所
午前蕾のカタクリの一部が咲いている
立ちツボスミレ
動物の糞
伐採された登山道
寄り道して前方の沢を渡り進む
寄り道先のコゴミ
駐車場に戻る
4 登山ルート図
コメント
春まっさかりの山歩き。暑すぎるということもなく、歩いていてとても気持ちがいい季節ですよね。
今年の4月末に山田町から釜石にかけて、みちのく潮風トレイルを歩いてきたのですが、そこも「コゴミ」や「ワラビ」がいっぱいでした。地元の方と話したら、「みんな食べないよ」とのこと。一緒に出ていた「タラの芽」は採っていました。アク抜き等の面倒??な処理をしてまで食べなくても、スーパーで野菜を売っているから、そちらを買って食べた方が簡単だからみたいでした、また、年寄りが多くなり、取りに行けなくなったとも話していました。一部の考えなのかもしれませんが。
今まで春に歩いてきたところでも、春の山菜が採られずにあったことを思い出し、今はそういう時代になってしまったのかもと、考えながら歩いていました。
R7年4月23日から、「八戸十和田トレイル」という、たしか、みちのく潮風トレイルとつながる構想があるトレイルコースの試験運用が始まりました。マップ等も公開されました。
出来たてのロングトレイルですので、まだ情報はほとんどありません。こちらも行ってみたいなあと、マップを見ながら周辺の情報を調べています。
takenamik1様。お時間があれば、八戸十和田トレイルを歩かれてみてはいかがでしょうか。
(リクエストするなんて、厚かましくてすみません。)
appleberryさん、コメントありがとうございます。
以前にappleberryさんの体調が多少不良気味と聞いた記憶がありました(記憶違いでしたらごめんなさい)。
4月末にトレイル旅に出かけられた様で安心しました。
コゴミやワラビの山菜採りの人が減っている話には少し驚かされました。
私の住む青森の身近な所では山菜採りは頻繁に見かけますし山菜採りでの遭難騒ぎは春や秋の恒例の出来事です。
その地域毎によって人口減少など様々な要因で時代の変化がある事が想像されます。
ワラビについてはみちのくトレイルの女川の大六天山で広大なワラビ畑との出会いが思い出されます。
「八戸十和田トレイル」の情報提供ありがとうございます。
以前に似た様な情報を見た記憶がありGoogleで検索してみたところ以前の記憶とは違う内容の様でした。
今回の情報は初めて知る情報でしたので貴重な情報提供に感謝します。
マップでルートを確認しましたら奥入瀬渓流沿いの散策ルートや十和田山登山を含む自然観察を含むルートですね。
ただサイトでも注意書きされていますが十和田山の登山道は現在ヤブ道になっています。
よほど物好きのヤブ歩き登山愛好者を除けば今の状態で登山は不可能と思われます。
私は20年ほど前に2度ほど登頂しましたが10年以上前に再度出かけた時はヤブで途中断念した記憶があります。
相当長期にヤブ放置されていると推測されますので登山道としての整備には長期間要すると推測します。
奥入瀬渓流の遊歩道は東北山旅で青森から福島を3週間かけて歩いた時に一度通りました。
奥入瀬渓流歩きはとても気持ち良く歩けるお薦めの場所で私も何時かまた挑戦したいです。
今回の八戸十和田トレイルルートは奥入瀬や十和田湖以外は舗装道歩きが多い様に思われます。
個人的には八戸にも十和田にも仕事の関係で各3~4年住んでいました。
それなりに知っている場所が多いため舗装道を改めて歩きたいという強い欲求は今は正直ありません。
7年前の青森県一周徒歩旅の時にこのルートが紹介されていれば絶対に歩いていたと思います。
何かの旅との組合せの中でこのルートもできれば何時かトライしたいと思います。
八戸十和田トレイルのルート情報、ありがとうございます。
名取トレイルセンターの方に話を伺ったときに、ヤブのひどさを聞いたことを思い出しました。とても歩ける状態ではないと。
そんな状態でもルートに入れたということは、何かしらの思い入れがあるのでしょうね。
奥入瀬渓流の遊歩道がお薦めとのこと。行ける日を楽しみにしていこうと思います。
身体のこと、ご心配おかけいたしました。
足底腱膜炎はだいぶよくなってきたのですが、両膝の外側にも痛みがでるようになってしまいました。今までのようにサクサクとは歩けませんが、特に下りではトレッキングポ-ルに頼りながら、膝の負担を減らして今回のトレイルを進みました。
まだまだ歩いてみたいところがたくさんありますので、身体と相談しながら、「のんびり旅」が出来ればと思います。
appleberryさんの体調は万全とは言えずも出来る範囲で旅されているとの事、身体と相談しつつ良い旅をされる事を祈ります。
私も自転車旅で転倒し膝を痛めて以来、時々膝が痛む事があります。
あくまで私の個人的感覚ですが、身体を動かさず安静にするほど動いた時に痛みが多く生じる気がします。動き過ぎも良くないとは思いますが動かない事も又良くないと思われて丁度良い加減がなかなか悩ましく感じます。
自分なりの「良い感じ」を体得される事をお祈りいたします。
多分、山菜取りでしょう。彼らは、日の出とともに活動する。ますやのとうさんも早いよ。
これから山菜採りの最盛期になりますが、熊との予想外遭遇に気をつけたいものです。