岩手山-裏岩手-秋田駒-乳頭山の3泊4日縦走登山旅 (4日目)

1 登山・徒歩概要(4日目)
期日 R5年10月14日(土)
行程 田代平山荘~乳頭山~滝ノ上P~馬返し登山口
天気 ガス後晴れ

昨夜はそこそこ睡眠し朝3時半前には起床。
朝食を摂り昨日の朝は無かった朝便を済ませる。
今回の旅は快便が続き過去になく嬉しい。
荷をまとめ室内を簡易清掃し山荘退出は5時10分。
縦走旅の最終日は登山時間は短いがその後が長い。
朝8時頃の登山終了後に約28kmの舗装道歩行。

山荘出発時は真暗闇ではないが薄暗く視界不良。
天気はガスがかかっている。
ヘッドライトを点け雨合羽を着て登坂を進む。
約50分かけて朝6時に再度乳頭山山頂に立つ。
昨日とはうって変わり周囲一面ガス景色。
山頂周辺以外は全く何も見えない。
朝日の眺望は早々に諦めて下山路へ進む。

乳頭山から滝ノ上方面への下りは2コースある。
今回は以前も歩いた滝ノ上コースを選択する。
もう一つは千沼ヶ原コースだが少し時間が長い。
更に山と高原地図によると途中滑り易いとある。
秋の早朝は露で滑り易さが増す可能性もある。
少しでも早く安全に下れる道を選択する。
但し滝ノ上側も白沼への下りが急なので要注意。

乳頭山前後のガス天気はその後も暫く続く。
だが乳頭山から30分ほど下りた頃から徐々に変化。
昨日も見たガスが薄れては濃くなる現象が出現。
そして更に下り歩くとガスはほぼ無くなった。
一方で来た道を振り返ると後ろには雲が見える。
これも昨日見かけた景色の再現の様。

急下りを経て白沼に近づくとこの日初めて人と会う。
最初は単独男性でその後も続々登山者とすれ違う。
皆土曜日の好天の紅葉を楽しみに訪れたのだろう。
朝の乳頭山はガスだったが晴れる事を祈ろう。

[後日ヤマレコの記事を確認してみた]
[14日の乳頭山は好天との記事があった]
[一方で13日昼の乳頭山はガスとの記事もあった]
[13日の昼頃は秋田駒~乳頭山一帯がガスったかも]

最初の男性以後合計10組20人ほどの登山者とすれ違う。
中には小さい子供を含む親子5人組風グループも。
意外と賑わうコースだという事を初めて知った。
無事滝ノ上登山口に着くと沢山の駐車車両がいた。
合計で20台ぐらいだろうか? 登山目的だけではないか?

8時13分に滝ノ上登山口下山後に大休憩をとる。
雨合羽を脱ぎ靴と靴下を脱ぎ身体表面の水分を乾かす。
小用を済ませてから栄養分の補給に精を出す。
この後は長い舗装道歩きが待っている。
一応タクシーも念頭にあったが歩き通す気が勝る。
40分弱休憩して8時50分に舗装道歩きをスタート。

歩行開始直後に鳥越の滝という景勝地がある。
周囲に温泉蒸気の噴き出しもあり結構壮観な景色。
その後7km進むと葛根田の大岩屋(玄武洞)が現れる。
こちらは国天然記念物でフェンス越しに眺望する。
崩落する心配があるらしいためフェンスがある。
もし崩落したら?という想像のつかない畏怖感。
その後も葛根田川沿いの紅葉景色を楽しみ歩く。

葛根田川沿い歩きが終わると岩手山眺望歩きが始まる。
岩手山の眺望景色はとても面白い。
盛岡市側から眺めると富士山の様で南部富士と呼ばれる。
一方で別の方向からの景色は様々に変化する。
登山初日の大地獄谷では岩手山と鬼ヶ城が二分割になる。
一方で南方面景色は岩手山と鬼ヶ城が分別し難い。
更に進むと今度は台形状の景色に変容する。
岩手山を見ていると様々な楽しみ方ができると感じる。

滝ノ上から16kmを3時間20分歩き続けて御神坂口に着。
腰周辺に少し違和感を感じ小屋の日陰で小休憩する。
栄養分を補給し20分ほど休憩後に徒歩旅再開。
その後は馬返しT字路まで来て木陰にザックを隠す。
T字路から馬返しまで3km、標高差220mほどを登る。
少しでも荷を軽くしたい一方で盗難に遭うのも怖い。
約7kgのザックから解放され身体は相当楽になる。
ザック盗難を怖れ急ぎ足で馬返しへの登り坂を進む。
約3kmを約40分で登り終え無事駐車場に到着する。
その後はザックを無事回収し自宅への帰路に就いた。

駐車場に停車中の車はガソリン残量僅少ランプ表示。
帰路の途中でなるべく早くガソリン補充が必要。
安いGSでガソリン給油を考えていたら丁度出現。
全農系GSのJASS-PORT西根バイパスでレギュラー151円。
無事ガソリン給油を終え19時過ぎに無事帰宅した。

2 登山写真
4日目は再度乳頭山へ。木道は傷み気味

昨日と一転したガスの乳頭山頂

乳頭山から相当下山したらガスが薄れる

下山路を振り返ると紅葉とガスが残る景色

下山路から白沼を眺望

白沼と紅葉

滝ノ上駐車場に到着し縦走終了の休憩

40分弱休憩後に舗装道歩行開始

鳥越の滝 No.1

鳥越の滝 No.2

葛根田渓谷の紅葉風景

国天然記念物「葛根田の大岩屋」(玄武洞)

葛根田渓谷と紅葉

岩手山の山容(1)

岩手山の山容(2)

当初の出発予定地「御神坂登山口」で小休憩

岩手山の山容(3)

岩手山と夫婦の「姫神山」

馬返し登山口に到着

3 登山日程(2日目)及び登山歩行図(全行程)
05:11 田代平山荘
05:48 黒湯分岐
06:00 乳頭山 (1分)
06:05 千沼ヶ原分岐
06:38 白沼上水場
07:30 白沼 (1分)
08:13 滝ノ上温泉登山口 (休38分)
09:31 烏帽子岳平ヶ倉登山口
12:12 岩手山御神坂登山口 (休22分)
12:51 相の沢キャンプ場
15:02 岩手山馬返し登山口
歩行時間 8時間55分 (休52分)
歩行距離 34km

登山歩行図(全行程)

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