飯豊連峰縦走旅の中間日の旅の経過報告です。
1 旅の概要
【3日目】
●頼母木小屋~北股岳
朝3時過ぎに起床し朝食を摂る。
時間経過と共に雨や風は徐々に沈静化。
昨夜より多少乾いた靴先をガムテープ補強する。
管理人に礼をして5時20分に小屋を出発する。
靴底補強を信じて飯豊山を目指す事にする。
霧のため雨合羽やゲイターで防雨防風する。
ただ風雨はほとんど感じない。
北股岳までは比較的緩い起伏を歩く。
北俣岳からの下りが急で靴負担を気遣い下る。
●北股岳~飯豊山
北股岳を下りきると梅花皮小屋がある。
小屋扉には「アイゼン&ピッケル必須」の貼り紙。
飯豊山縦走路途中の雪渓は凍結との注意書。
小屋内に入らず小屋脇で小休憩後出発する。
梅花皮小屋~烏帽子岳を過ぎた時に靴に異変。
今度は右足の靴底にも剥離が発生した。
昨日小屋で貰った紐で靴を縛り応急措置する。
烏帽子岳を下り切った先からは雪渓が現れる。
雪渓は天狗の庭までの区間で断続的に現れる。
雪渓はスプーン状の窪みが連なっている。
山肌に近い所の雪渓ほど凍結し半透明状態。
雪渓歩行は通常先行登山者の踏跡を辿る。
踏跡歩行の繰り返しがスプーン窪みを作る。
踏跡を辿る頻度が多いほど雪が硬化し凍結。
更に危険回避で山肌に近い踏跡ほど硬化凍結。
(以上は私の推測でしかない。)
大小6箇所ほど雪渓を慎重歩行し天狗の庭に至る。
天狗の庭では(御西?)小屋管理人が私を追い越す。
ダイラグ尾根で遭難があり対応に行くとの事。
私の靴損傷を見て御西小屋で補修助言を受ける。
約30分歩後御西小屋では女性管理人が出迎えた。
靴損傷を伝えると快く靴補修をしてくれた。
ダイラグ尾根遭難の件を聞くと救助されたとの事。
御西小屋の女性管理人に心底感謝を伝え再出発。
飯豊山への途中では大学生の団体とすれ違う。
また飯豊山頂下では熟年の単独女性とも出会った。
●飯豊山~切合小屋
この日は三国小屋まで進みたいと考えていた。
だが出発遅れや靴補修対応等で予定時間大超過。
飯豊山通過時は三国までは難しいと感じていた。
飯豊山の先の御前坂以降は鎖場岩稜帯が出現する。
鎖伝いで移動した際に靴補修テープが剥落する。
岩稜帯移動は靴負担が大きく簡易補修には厳しい。
テープ剥離後は靴先がペラペラと小刻み振動する。
ただ難路はほぼ通過し終えて歩行支障は少ない。
切合小屋の目前では危険度低めの雪渓を通過する。
切合小屋に17時に着き管理人に宿泊希望を伝える。
承諾を得て宿泊手続き後に靴補修品提供を願い出。
ガムテープを必要分分けて頂く事ができた。
切合小屋には先着宿泊者が8人いた。
2階寝所に団体組4人+3人、1階に単独2人(私含)。
2 身体異変(体調不良)と対応
私は登山や徒歩旅で時々体調不良が起こる。
今回の旅行中でも体調不良が起こった。
頼母木小屋に着き着替・荷解き作業中の事。
発汗した汗が引き寒気を感じ手指が硬直する。
50歳代の旅行中にはほとんど経験のなかった事。
高齢進行と共に発生頻度が増してきていた。
高齢者になったためだと諦めていた。
ただ今回は要因で思い当たる節があった。
もしかすると呼吸に問題があると考えた。
身体は寒さを感じると危険を察知する。
身体の冷えを抑えようと外気に対し身構える。
身構える手段の一つが冷気の体内侵入を防ぐ。
冷気侵入を減らそうと呼吸量を抑えようとする。
つまり寒さを感じると呼吸量が減る様に思う。
だが呼吸量減少は血流減少に繋がると疑った。
そこで「ヨガ呼吸」法を試してみる。
息を極力吐き切った後に成り行きで息を吸う。
息を吐く事に集中し息を吸うのは体に任せる。
これを試すと寒気の感覚が少し改善した。
そして指先の硬直も和らいでいった。
私は寒気や指先硬直症状を今まで諦めていた。
歳と共に増える老化現象の一つを考えていた。
だが今回の旅で改善の可能性を感じられた。
身体については未知の事が多いと改めて認識。
今後似た異変が生じた際はまた試そうと思う。
3 時間経過
【3日目】
05:21 頼母木小屋
05:44 頼母木山
06:14 地神北峰 (2分休)
06:30 地神山
06:59 扇ノ地神
07:10 胎内山
07:30 門内小屋 (3分休)
07:34 門内岳
08:32 北股岳
08:53 梅花皮小屋 (18分休)
09:40 梅花皮岳 (6分休)
10:07 烏帽子岳 (先で10分靴修理)
11:41 御手洗ノ池
12:20 天狗の庭
12:57 天狗岳
13:21 御西岳避難小屋 (10分休)
13:39 御西岳
13:53 草月平
14:10 玄山道分岐
14:27 駒形山
14:50 飯豊山 (10分休)
15:14 本山小屋
15:20 一ノ王子
15:43 御前坂下
16:06 御秘所
16:12 姥権現
16:31 草履塚
17:03 切合小屋
歩行時間10:50(休60分除) 歩行距離22km
4 旅の写真
左足用シューズを補修

頼母木山

地神山

扇ノ地紙

ニッコウキスゲ

ヤマハハコの蕾?

胎内山

ハクサンシャジン

門内小屋

北俣岳

梅花皮小屋

梅花皮小屋前の注意書

ニッコウキスゲ

ヤマハハコ

ミヤマキンポウゲ、コバイケイソウ

ウメバチソウ??

烏帽子岳

ウサギギク

ニッコウキスゲ、ミヤマキンポウゲ

右足シューズ靴底も剥離応急補修

開花初期のコバイケイソウ

凍結してないが注意深く雪渓通過

半凍結気味の小雪渓脇を通過

御手洗ノ池

この日の最大雪渓

天狗の庭

コバイケイソウの大群落

御西小屋-靴補修対応した女性スタッフに大感謝!

飯豊山頂方面の霧が少し薄れる

飯豊山頂方面の霧が一時晴れる

中央飯豊山の右奥に飯豊本山小屋

飯豊山頂

飯豊本山小屋

一ノ王子・有料テント場(1人2000円)

切合への稜線道(時々小屋が見える時もある)

切合への稜線道

御秘所手前岩稜帯の鎖場通過

草履塚

切合小屋の直前の雪渓を通る

5 飯豊連峰縦走旅ルート図(大石~川入)