東北山歩旅行11日目(H29年7月5日) 鶴岡市

天気 霧のち曇り

昨日までの疲れは睡眠である程度とれた。
天気はこれから回復傾向にあるらしい。
足裏の違和感はあるが、もう少し旅は継続しよう。

昨日の鳥海山登山では事前準備に二つのミスがあった。
一つ目は祓川から山頂に向かう登りの雪渓の情報収集。
二つ目は下りの湯ノ台道のある心字雪渓の情報収集。
登りの一番最初の雪渓や康新道上の雪渓ではもっと登りやすい道があったかもしれない。
「康新道」ではなく「舎利坂」ルートの方が良かったかもしれない。
下りの「心字雪渓」については南側斜面にこんな大きな雪渓があるとは想像もしなかった。
鳥海山は過去に二度登山経験があるため安易に考えていたと反省。

舞鶴公園で出発準備をしていると朝5時半頃にトイレ掃除ボランティアのおじさんがやって来た。
すぐそばの荒瀬川の7月10日鮎釣り解禁に合わせ県外から大勢の釣人が公園に来ると言う話を聞く。
公園内にテントを設営して寝泊まりする鮎釣り客が多いらしい。
芝刈りも定期的にされていて気持ちの良い公園でテントを張るには最高の場所かも。
(近くには有料の八森キャンプ場があるにも拘わらず公園に無料でテントを張れることに驚き。)

朝6時前に公園を出発し3日振りに2食付きの宿に向かう。
今夜の宿は、当初「民宿・知憩軒」を予定していた。
ネットで検索すると国の「おかあさん100選」に選ばれた宿の女将長南光さん経営「農家レストラン」の料理が高評判。
日曜日の夕方に道の駅東由利から予約の電話をしたら、申し訳なさそうに予約を断られた。
「火曜・水曜は定休日なの。農家と店の両方を維持するのが歳と共に負担になったの。」
そこで第二候補だった「農家民宿・佐藤三右衛門」に問い合わせると、一人旅徒歩旅行者を暖かく受け入れてくれた。

今日は東北山歩旅行の中間日に当たる。
予め郵送手配していた後半戦の食料を鶴岡郵便局で受領する計画。
午後2時に鶴岡郵便局で予定通りアルファ米、即席麺、レトルト食品等を受け取りザックに詰め込む。

午後3時過ぎスーパーで買い足しをした後歩道を歩いていると自転車の男性が後ろから近寄ってきた。
少し前に徒歩旅行者らしい姿を見つけて、暫く尾行した後に話しかけたとのこと。
年齢は自分より1歳上の60歳。自転車での日本旅行や、四国お遍路旅行などを過去にしてきたと言う。
沖縄も旅行したそうで、私よりも遠方を旅行している。
20分近く自転車に乗りながら話をして元気を頂き別れた。

農家民宿には予定より10分遅れで到着。
今日は午後から少し太陽も出たが概ね曇り気味で、宿到着時も靴は湿った状態。
約3日間湿った靴の中に閉じ込めた足を宿の玄関で解放し久しぶりの乾いた空気に足を晒したが、痛い。
2日間薄暗い場所での寝泊まりで足裏を観察できず、この日足裏を見る。
左足裏の皮は剥がれ右足裏は剥がれる一歩手前。

乾いた靴下に履き替えてから近所の温泉「かたくり温泉ぼんぼ」に向かう。
約200mの距離を5分ほどかけゆっくり歩く。
温泉内では足裏への刺激を極力避けながら身体の疲れを癒した。

民宿の夕食は久しぶりの家庭料理という感じで味を噛みしめながら食事した。
80歳に近い女将さんからは農業の話を聞いた。
収穫時期が重ならない様に種植え時期を少しずつずらすということ。
秋に収穫した野菜の冬場の保存方法(大根は新聞包み、白菜はポリに包み雪の中、葱は縦置き等)。
歳と共に衰えを感じているらしいが、まだまだ現役バリバリの女将さんだ。

テントを張った舞鶴公園トイレ小屋
テントを張った舞鶴公園トイレ小屋

霧に煙る田んぼ道を歩く
霧に煙る田んぼ道を歩く

道を横断するカモ?達
道を横断中のカモ?達

雨で増水した最上川
雨で増水した最上川を渡る

八幡公園で一休み
八幡公園で一休み

自転車の様な機械で田んぼの水はけ作業をするおじさん
自転車の様な機械で田んぼの
水はけ作業をするおじさん

立派な建物は町立横山小学校
立派な建物は町立横山小学校

自宅から送った局留め小包を受領した鶴岡郵便局
自宅から送った局留め郵便物を受領した鶴岡郵便局

小包の中身(食料)をザックに移し替え
小包の中身(食料)をザックに移し替え

趣のある鶴岡の伝統的建物群
趣のある鶴岡の伝統的建造物群

農家民宿・佐藤三右衛門
農家民宿・佐藤三右衛門

カタクリ温泉ぼんぼ
カタクリ温泉ぼんぼ

ふやけてしまった私の足
ふやけてしまった私の足

05:50 舞鶴公園・発
09:25 庄内町・八幡公園 (15分休憩)
09:50 MaxValu余目店で食事 (35分食事)
13:50 鶴岡郵便局 (20分滞在)
15:40 ヤマザワ櫛引店(25分買い物)
17:10 農家民宿 佐藤三右衛門・着

歩行時間 10時間00分
歩行距離 44km

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