みちのく潮風トレイル・13日目・志津川~波板海岸

23日の天気は快晴。
今日は野宿した志津川漁港から波板海岸まで。
当初の到着予定は北上川河口周辺だったが、食事にありつけないまま先に進み波板海岸へたどり着いた。
今日のキーワードは、暑い、長い、涼しい、人情。
まず暑いは、日中の最高気温。
多分30℃を超えたと思う。特に昼過ぎに無風の登り坂を歩いた時は指先まで汗が滲んだ。
次に長いは、北上川河口から新北上大橋までのルート。
神割崎を通過し北上川河口に出て川の遠くに架かる長い橋を最初に見た時は遠いと感じたが、まさかそこから橋に到達するまで1時間以上かかるとは思わなかった。
そして涼しいは、トンネルの中。
今旅行中、最も暑い日に木陰が少なく直射日光のあたる道を歩いているとトンネルの日陰とトンネル内の冷風は人工のクーラー。
最後の人情は、歩けども歩けども店が現れない時に出現した「てらっぱだげ」というそば屋。
後で聞き確認したところ、志津川から女川までの国道398上ではコンビニは一つもなく(志津川からの国道45上には一つあり)、食事処も志津川に近い処に確か一つあっただけ。
15:30に到着した「てらっぱだげ」で大盛の天ざるを注文。食べている間に主人と話したら、私のように中々食堂がなくてようやく辿り着いたと言って入って来る客が結構多いとのこと。チャリダーやバイカー、少ないがウォーカーもいるそう。3月にはみちのく潮風トレイルを歩いて来た漫画家旅行者も。
主人が私の寝ぐらを心配してくれて、波板地域交流センターの人に連絡してくれた。
食事後、交流センターまで約50分歩き、センターの会長さんと言う人と相談し、私の希望で海岸の方でテントを張らせてもらうことにした。
波板地区は非常に小さな集落のようだが、津波で4人の犠牲者が出たとのことで、集落を離れる人もいたようでこれからも大変なようだ。
野宿場所の波板の海岸は、景色のいい素敵な場所で、海岸に近い会長さん宅の玄関脇に引いている美味しい山水を分けていただいた。

志津川漁港の朝日

志津川漁港の防潮堤工事

国道45上の唯一のコンビニ

ここで食料調達しなかったため苦労したが、てらっぱだげの店に出会うこともできた。

国道45から国道398へ

ここから先は食料調達困難

神割崎過ぎ見かけた外国人チャリダー

合計20人ぐらいとすれ違った。

遠くに見えてきた新北上川大橋

水門?の津波高表示と新北上川大橋

新北上川大橋を渡る

汗ダクで登った後のトンネル冷風

てらっぱだげまであと少し

てらっぱだげ

ウォーカー、チャリダーの救世店

てらっぱだげのおかみさん

波板地域交流センター

野宿した波板の浜

5時10分 志津川漁港を発
5時30分 国道45(水尻橋)に入る
6時20分 最後のコンビニ
(セブンイレブン)に入店し逃す
6時22分 国道45から国道398へ
6時50分 道端で軽朝食
9時30分 神割崎分岐を通過
11時30分 道端で軽昼食
12時45分 新北上大橋を初遠望
13時45分 新北上大橋を渡る
15時30分 てらっぱだげ(夕食)
17時30分 波板海岸に着

歩行時間 9時間20分
歩行距離 46km

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