H27年8月4日 至仏山

8月4日(火) 至仏山
天気 晴れ、暑い

百名山77番目は至仏山。
深田は「尾瀬沼を引き立てるものが燧岳とすれば、尾瀬ヶ原のそれは至仏山」と述べている。
尾瀬ヶ原を挟んで対峙するようにそびえ立つ二つの山。
深田はまた燧岳を「威のある直線的な山容」、至仏を「柔らかな曲線で、親しみ易い」と表現。
山ノ鼻の木道からは柔らかでなだらかな山に見え、名前通り「仏に至る」気がしたが…

民宿の配慮で6時朝食、7時に民宿出発。8時には鳩待峠駐車場への進入路まで来た。
だが「満車」表示のため諦めて戸倉の第一駐車場に駐車。そこから乗合タクシーに乗車。
少しの待ち時間で8時半過ぎタクシー乗車、20分ほどで鳩待峠につき9時過ぎに登山出発。
登山口では至仏山から山ノ鼻への下りは危険禁止とあったため、まず山ノ鼻へ向かう。
山ノ鼻までは平坦な湿原の木道歩き。山ノ鼻で草原と至仏山のコントラストに見とれる。
しかし至仏山頂までが予想以上に長い。先に見える頂が山頂かと進むとその先がまだ続く。
「仏に至る」道は、そんなに簡単なものではない。
山頂の20分ほど手前で、背中に2人分のバックを担ぎ登る高齢登山者に出会った。
「大変ですね」と声かけしたら、「千葉の登山仲間が山頂で待っているので救援に来てくれるよう呼びかけてほしい」と頼まれた。
事情を聞くと、私が10分ほど前に追い越したもう一人の高齢登山者がバテてしまっているが鳩待峠に時間までに着かないと当日の交通手段がなくなってしまうとのこと。了解して大急ぎで山頂へ。呼びかけしたら約20人の大所帯の団体だった。
その後私は山頂で昼食休憩していると、30分ほどで千葉団体は全員山頂到着。
休憩無しでそのまま鳩待峠に向かって行った。
私もその後出発し途中で千葉団体を追い越したため、その後の結末は不明。
単独登山と団体登山、どちらにも利点と弱点があることを改めて実感。
私の方は、下山時の平坦路で気分良くスピードを出したら転倒!顔と腕と足に擦り傷。
単独登山ほど慎重さが必要。大いに反省と自戒の「仏に至る」登山であった。

【鳩待峠への規制道路入口】
鳩待峠へ入口 (交通規制日あり)
当日は通行規制無しだが駐車場満車表示。

【戸倉の尾瀬第一駐車場】
戸倉の尾瀬第一駐車場に駐車しバスで出発
乗合タクシーに乗車

【鳩待峠から登山出発】
鳩待峠から登山に出発

【クルマユリ、コバギボウシ等咲く木道】
クルマユリ、コバギボウシ等が咲く木道

【至仏山荘を通過】
至仏山荘を通過

【山ノ鼻の草原から至仏山を眺望】
山ノ鼻湿原から至仏山を眺望

【ニッコウキスゲと尾瀬ヶ原と燧岳】
ニッコウキスゲと尾瀬湿原と燧岳

【木段脇のタカネナデシコと燧岳】
至仏山への木段脇のタカネナデシコと燧岳

【二人分のザックを背負う登山者】
二人分のザックを背負う登山者
小柄な人だが凄い荷物の量!

【至仏山山頂から燧岳を眺望】
至仏山山頂から燧岳を眺望

【至仏山から小至仏山への縦走路】
至仏山から小至仏山への縦走路

【高層湿原の木道歩き】
気持ちの良い高層湿原木道歩き
この後の平坦路で油断して転倒!

07時00分 民宿を発車
08時40分 乗合タクシーで発車
09時15分 鳩待峠から登山出発
10時05分 至仏山荘
11時45分 至仏山山頂 (休憩)
14時00分 鳩待峠に着
15時15分 吹割の滝 (観光)
17時30分 老神温泉「楽善荘」に着

登山時間 4:00 登山距離 12km 高低差 850m
運転時間 2:00 運転距離 70km 温泉宿泊

至仏山登山ルート (ルートラボ地図利用)
※ ルートラボ画面の左上には「拡大縮小」、右下には「ルート再生」、右上には「再生速度調整」の機能があります。

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