H27年8月31日 笠ヶ岳

8月30日(日) 飛騨高山~新穂高温泉P
百名山登山も残すは北アルプス9座。しかし天気に恵まれず今後の予報もイマイチ。
劔や槍や穂高は危険地帯もあるため、天候の良い日に登りたいので後回し。
先ずは日帰り計画の笠ヶ岳に向かう。高山市から登山口の新穂高温泉まで移動。
10時00分 高山市のホテルを出発~途中、買い物等
16時00分 新穂高温泉無料Pに着
運転時間 1:40 運転距離 60km 車中泊

8月31日(月) 笠ヶ岳
天気 霧雨一時曇り

百名山92番目は笠ヶ岳。
深田は「この山ほどその名に忠実なものはない。どこから望んでも笠の形を崩さない。」と記している。
登山道となる「笠新道」は北アルプス3大急登の一つ。(アト2つは合戦尾根とブナ立尾根)
笠新道は、過去に登山道が崩落したため新しく付け替えられたルート。
更に杓子平を通過した後にも付け替えられた部分がある。
今後益々自然環境が厳しくなれば、登山道の管理も益々大変になるかもしれない。

前夜は新穂高登山者用無料駐車場に車中泊。
盛況時には満車になる駐車場も、雨天の日曜日ということで駐車率は2割ほど。
夜間は雨で少し寒かったがソコソコ睡眠でき起床は5時前。
慌てて出発の準備をし、5時半に駐車場を出発。
出発時は霧雨。その後も雨は続き、山頂の前後で雨は止んだが、下山後半も雨。
出発後約1時間で笠新道の急坂に入ったが、道はつづら折りで特別急とは感じず。
急登を2時間程度で杓子平という開けた平坦地に出た。
登山開始から杓子平までの区間で5人ほど追い越し。
杓子平から先で下山中の7人組と出会い、この先に徒渉点があるかと聞かれた。
多分クリヤ谷からの登りルートで増水した沢に遭遇したのだろう。笠新道は心配無し。
杓子平を過ぎるとまた急坂。主稜線に出て急坂は終了し気持ちの良い稜線歩き。
稜線上では雨は止んだがガスで視界不良。時々、瞬間的にガスが薄れる。
ガスの中の笠ヶ岳山荘を通過し、15分ほどで山頂に着。ガスで人影無し。
山頂は風が強く、風除けのある祠の場所に戻り昼食。
この日はバテは少なかったが、乗鞍岳に続き指先が寒さでかじかみマヒ。
防水手袋をしているが防寒効果は少なく、防水効果もイマイチ。
下山道では、高齢の夫婦登山者1組とだけすれ違った。
今までの登山旅行中、出会った人数の少なさで、ベスト5に入りそう。

【夕闇迫る蒲田川とイルミネーション橋】
新穂高無料駐車場の夕闇の川沿い
新穂高無料駐車場にて

【増水した左俣谷沢の橋を渡る】
増水した川に架かる橋を渡る

【林道から笠新道への登りの入口】
林道から笠新道への登りの入口

【急登が続く笠新道】
急登が続く
つづら折り道なので、楽な急登?

【樹林帯を抜けた杓子平】
樹林帯を抜けた杓子平

【杓子平で雷鳥の親子?】
杓子平で雷鳥の親子?
ガスで見にくいが3羽いる

【霧に煙る笠ヶ岳山荘】
霧に煙る笠ヶ岳山荘

【一面ガスの笠ヶ岳山頂】
誰もいない一面ガスの笠ヶ岳山頂
20分ほどいたが誰も来ない…

【山頂付近の雷鳥2羽】
山頂付近の雷鳥
杓子平以後は雷鳥が唯一の励まし

【下山路で振り返る笠ヶ岳山頂方面】
下山路で振り返る笠ヶ岳山頂方面
中央の霧の奥が笠ヶ岳山頂か?

【抜戸岩】
抜戸岩
人の10倍ほどの高さの岩の間をすり抜ける

【杓子平方面への旧下山道を眺望】
笠新道分岐から杓子平方面を眺望
笠新道分岐の手前からの眺め

【実がなったコバイケイソウ】
実を結んだコバイケイソウ

05時35分 駐車場から登山出発
06時30分 笠新道登山口(林道→笠新道)
10時30分 抜戸岳分岐(笠新道分岐)
11時40分 笠ヶ岳
13時25分 抜戸岳分岐
16時20分 笠新道登山口
17時15分 駐車場に着
18時15分 飛騨高山の民宿(味の宿川瀬)に着

登山時間 11:20 登山距離 28km 高低差 2000m
運転時間 0:40 運転距離 34km 民宿泊

笠ヶ岳登山ルート (ルートラボ地図利用)
※ ルートラボ画面の左上には「拡大縮小」、右下には「ルート再生」、右上には「再生速度調整」の機能があります。

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