青森県一周徒歩旅(14日目)～六ヶ所

H30年7月21日(土)
天気　晴れ
気温　30℃超、暑い

八甲温泉旅館での朝食時に女将と話しをする。
女将の年齢は93歳！ 70歳代でも十分通用する若々しさ。
商売の経緯を聞く。

最初はドライブインから商売スタート。
ある日お客が食事代金の替わりに温泉採掘して掘り当てた。
最初は家族専用だった温泉が少しずつ広まり公衆温泉にした。
更に遠方からも人が来る様になって旅館業まで拡張した。
もっと施設を拡張したらという声もあるが今の規模が丁度良い。
女将の仕事は朝、昼、夕方の食堂調理と温泉受付。
食堂や温泉の忙しい時間には手伝いの人も来る。
ご主人は10年ほど前亡くなり家族と共に食堂温泉旅館を経営。
更に合間を見て小さな畑も耕作している。
身体を動かすのが健康の秘訣だと言う。

女将のバイタリティーに心から感服する。
私も還暦で健康不安を抱えるが女将を見習い前向きに生きたい。
八甲温泉旅館に泊まることができて本当に良かった。
女将に早めの朝食を作ってもらったが話題が尽きず出発は７時。

今日も朝から暑い。
１時間ほど歩くと「わかさぎマラソン大会」本日開催の看板。
交通規制もあるらしく少し驚き近くにいた誘導員に話を聞く。
歩いて通ることは全く支障なし。
ゲストランナーも参加するらしい。
後日ネットで調べたらゲストランナーは「加納由理」さん。
参考：わかさぎマラソン大会紹介ブログ記事

小川原湖の浜台湖水浴場がマラソン大会のスタート兼ゴール地点。
凄い人数。観戦や関係者も含めると千人ぐらいかしら？
最初のスタートが10時。私が通過したのは９時半。
老若男女がスタート前の練習中。
練習中の人を見ると口呼吸の人と鼻呼吸の人がいる。
三浦雄一郎は「片鼻呼吸」で呼吸筋訓練と各種病気予防。
参考：日刊てれじろうの記事

小川原湖畔は木陰で少し涼んだが木陰が途切れると暑い。
路上の気温表示計が30度。
小川原湖畔のキャンプ場で汲んだ水を飲みながら歩く。
景色は林間道路や草原道路が多く変化に乏しい道が続く。
暑さに景色の単調さが加わり徒歩旅には辛い道程。
六ヶ所村に入り尾駮沼という場所ではトイレの日陰で休憩。
トイレ内の手洗い場で頭から水を被り冷感タオルを頭に巻く。

暑さが峠を越した夕方に六ヶ所の自衛隊管理地脇を通る。
ここを通過すると今日の野宿予定地の六ヶ所村泊地区に入る。
ファミリーマート六ケ所泊店付近で野宿の適地を探す予定。
ファミマ泊店まで後２km弱の所で馬門川観光公園を通過する。
この公園は野宿の適地だがファミマまでまだ相当距離がある。
ファミマで食料調達予定のためここで停留する訳にはいかない。
止む無く先に進むと300mほどでホーマックニコット店が出現する。
ニコット店に入店したことは無いが食料品を扱っているらしい。
ここで食料調達できれば公園に戻り野宿することが可能だ。

ニコット店に入ってみると食料品が夕方割引で販売中。
半額商品も多数有り早速色々買い込み併せて飲み水も調達。
店を出て300mほど引き返し馬門川観光公園に向かう。
観光公園にも水飲み場が有り水を汲みに来た男性もいた。
18時半に公園到着。東屋に腰を下ろし先ず夕食を済ませる。
19時過ぎにテント設営してからテント内に入る。超暑い！
しばらく外で涼む。しかしテント内の気温は下がらない。
徐々に暗くなり諦めてテント入り。裸でもやはり暑い。
その後暫くすると徐々に風が強くなってくる。
テントが揺れ始める。揺れの強さは段々に増して眠れない。
更に深夜に若者グループが公園に来る。今日は土曜日。
若者グループは公園で暫く騒いで立ち去った。
私は一晩中続いたテントの揺れで結局安眠できなかった。

八甲温泉旅館の夕朝食は「八甲ドライブイン」内

八甲ドライブインに隣接する２階角が宿泊した部屋