以前記事に「感染者が触ったドアノブを触る確率」を書いた。
正しい書き方ではなかったが感覚的に記述した。
今回は確率の話を少し掘り下げてみたい。
サイコロで特定の目(例えば1)が出る確率は6分の1。
では6回振ったら最低1回「1」は出るだろうか?
そうならない事は皆さん承知済だがそれを確率で表すと?
話を簡略化するため、まずサイコロを2回振る。
1回振ると1の目は6分の1。では2回振ると?
最初に出る目は1~6まで6通り。次も同様に6通り。
つまり2回振れば6通り×6通りで合計36通り。
それを数字表記で表す(1回目と2回目の目を[1目-2目]とする)
[1-1][1-2][1-3]…[1-6][2-1][2-2]…[6-5][6-6]の36通り。
このうち最低1回1が出るパターンは、
[1-1][1-2][1-3][1-4][1-5][1-6][2-1][3-1][4-1][5-1][6-1]の11通り。
換言すると「2回連続で2~6が出る以外の確率」となる。
これを数式(数字)で表わす。
サイコロの全パターンの合計は6×6=36通り
2回連続で2~6が出る場合は5×5=25通り
よって、最低1回1が出る確率は、(36-25)/36≒0.3
同様にして6回振った時に最低1回1が出る確率は、
(6の6乗-5の6乗)/6の6乗=31031/46656≒0.67
意外に低確率の様に私には感じられるがいかが?
コロナと全く無関係なサイコロから話を始めた。
確率で考えると意外な面が見える事を話したかった。
6分の1の確率を6回繰り返しても1にならない。
コロナ感染者が増えつつある状況で町に人が多いと感染が心配。
だから「外出自粛」とされる。しかしそれほど危険だろうか?
感染者が増えて町中に人が多いと必ず感染者に出会うのか?
町に人が多くても意外に感染者と出会う確率は少ない。
既に現役引退した私は交通機関の混雑と最近は無縁。
日常で多少混雑を実感するのはスーパーでの買い物。
だがスーパーも以前より空いている事が多い。
さてスーパーで感染者と出会う確率を考える。
青森県の感染者は現在26人で青森市は3人。
ただし実際はもっと多くの感染者がいる可能性がある。
実際の感染者数の推計
そこで実際は10倍の感染者がいるとする。
青森市のスーパーで感染者と出会う確率の計算
[実数値]青森市の人口(住民基本台帳R2.4.1)278,964人
[仮定1]青森市の感染者数は実数3人の10倍(30人)と仮定
[仮定2]スーパーで出会うお客さんは100人と仮定。
1 青森市内の想定感染率 30人÷278964人 ≒ 0.01%
2 スーパーで感染者と会う確率 100人×0.01% = 1%
この計算には2つの疑問(問題)がある。
1つ目は、通常買い物をするのは無症状の人
2つ目は、感染者10倍の仮定が妥当かどうか
この疑問を解消する記事(R2.3.31記事)
コロナ感染者に偶然出会う確率
これを私流で要約する (R2.3.31.現在の統計数値)
1 世界的に信頼できる感染者に対する致死率を求める【韓国致死率 1.4%】
2 日本の感染死者数と致死率から感染想定者数を求める【54人÷1.4%=3857人】
3 感染想定者数から現時点の感染者数を減じて無症状者数を求める【3857-1866≒2000人】
この記事を参考にすると感染判明者数とほぼ同数の無症状者がいると想定。
実際に無症状を含む感染者が2倍なのか10倍以上なのか分からない。
ただスーパーで擦れ違うだけの確率が1%なら私は不安と思わない。
擦れ違っただけでは感染しないと思っている。
ただ心配性の人にとっては1%を不安と感じる人もいるだろう。
一方でスーパーでは品物を触る行為の不安がある。
手に取った商品を確認して再度棚に戻すという事も多い。
感染した人が触って戻した商品を他の人が購入する可能性がある。
ただし現在スーパーでは消毒が励行されている。
感染した人の手にウィルスが着いていない事も十分有り得る。
この可能性をどう考えるかはなかなか難しい。
何れにしても感染する確率は低いがゼロでない事は確か。
確率がゼロでなければ感染予防に努める事が大切。
感染予防に効果の低いマスクより手洗いが大切。
(マスクは感染者がつけて他人への感染を軽減する目的)
感染者が触れた物を触る可能性を考え手の消毒を気をつけたい。
(口を触る前に手を消毒すれば良い)
念のため付言すると今回は感染者と出会う確率が1%という話。
出会っただけで感染するとは限らない。むしろ感染の可能性は低い。
更に感染した結果不幸にも死亡する確率は感染者の1~2%である。
つまり未感染者が感染し死亡する確率は0.01%の更に以下。
交通事故による死亡より確率は低い。
今回は未熟な素人の確率話でした。
本来は政府が具体的数字を基に国民が納得できる話をしてほしい。
今日本では医療崩壊を防ぐ事を重点にした議論が多い。
もう少し日常生活の維持に配慮した議論もして欲しい。
今回私の話は青森の事なので東京の大都会には当てはまらない。
東京の感染者数は青森の約200倍で危険度は相当高い。
だからこそ尚更日常生活の危険確率を考えてほしい。
それを基に通勤や買い物等の混雑への対応を考えてほしい。
今日本で最も評価される政治家は大阪府の吉村知事。
吉村知事の情報発信は分かりやすく数字に基づいている。
参考(最も評価する政治家)
最も評価する政治家は大阪・吉村知事
その他参考(コロナ感染の確率)
「体調が悪くなった時コロナウイルスに感染している確率」
【追記】
私が長期旅に出た場合はサイトへの投稿は当分休みます。
旅の一番の目的は皮膚病改善ですが関連して食事摂取もテスト予定です。
旅出発も食事テストも危険はありますが自己責任で行います。
万が一何かあっても迷惑かけない心積もりです。