登山、病気、コロナでの経験蓄積と希望

NHKBSでR2.5.2.田中陽希グレートトラバース3が放送された。
今回は晩秋~初冬(R1.11下旬)の朝日連峰、飯豊連峰。
新雪期は軟弱な積雪に足が埋まりやすく登山には不向き。
更に天候が安定せず通常なら縦走登山は行わない季節。
しかし田中陽希は挑んだ。

朝日連峰は2泊3日で以東~大朝日~祝瓶の縦走計画。
出発時の天気予報は3日間好天。
雪に足をとられ難渋したが2日目までは天気良く予定消化。
だが3日目は悪天候になり2日間避難小屋で停滞せざるを得ず。
持参した食料は底をつきかけたが5日目に晴れて難を逃れた。
飯豊連峰は当初は4泊5日で朳差~飯豊の縦走計画。
しかし天気予報は悪天継続予報のため朳差だけに計画変更。
積雪と悪天に苦労しつつも何とか予定どおり1泊2日で完登。

今回は初冬新雪期の登山で難易度は大きいが田中は克服した。
田中の体力が並外れている事を如実に表した放送だった。
一方で天気だけはどうする事もできない。
最近の天気予報は予報精度は上がったが長期予報の精度は低い。
縦走登山は期間が長くなる分後半の天気は変わる可能性も高まる。

前々回の記事でトムラウシ遭難事故を紹介した。
トムラウシの場合は天気予報の大枠は当たっていた。
しかし悪天候が回復する時刻が予想より遅れた。
リーダーは悪天候が昼前に収束すると判断し出発したらしい。
しかし里基準の天気予報と山は異なり悪天が止んだのは午後。
この天気回復の微妙な時間差が生死を分けた。
一時意識不明から生還した3人も悪天候が長引いたら危なかった。
反対に天気回復がもう少し早ければ生還者は更に多かったかも。

田中陽希は初冬期に初挑戦する登山を前にして述べた。
「過去の経験を生かして挑戦する。」
人は誰でも未経験の事に挑戦する時がある。
その時に頼りになるのは過去の経験。
成功しても失敗してもそこから何かは得られる。
そして失敗により得る事はより大切と思う。

前回の記事で糖尿病と歯周病に関する事を書いた。
歯茎は毛細血管の巣。そこから菌等が進入し病気を招く。
今回のコロナでも口から歯茎の血管を通じ全身蔓延の可能性。
歯茎の健康のため歯茎を引き締める歯磨き粉効果を紹介した。
ところが5日前の夜、突然、歯と歯茎に痛みを感じた。
前触れもなく突然痛み出した。
一体何が原因で突然痛み出したのだろうか?

先ず最初は歯茎に何らかの異常が生じた事を疑った。
痛み出す数十分前に皮膚病治療の内服薬を飲んだ。
内服薬の1つは溶け易い薬だが喉奥に引っかかり暫し滞留。
その間に薬の成分が歯茎に悪影響を及ぼしたのか?
その後痛みは続いたが少しずつ和らぎ今日時点でほぼ解消。
一体何が起こったか調べるため以前読んだ書籍を再読する。
「名医は虫歯を削らない」(小峰一雄著、H28.11.竹書房刊)

書籍中の46~56頁「虫歯は歯の内側から進む」の要点(私流解釈)
・虫歯は歯の表面に付着した細菌が徐々に歯を溶かすと考えられる。
・だが一部の虫歯は歯の表面に異常無く内側から溶ける場合がある。
・歯は毎日身体の内部を通る液体を通じて徐々に形成修復される。
・そのため歯は自己修復もするが液体に異常があると虫歯化する。
・体内液体が異常化する要因は5つ考えられる。
①砂糖、②ストレス、③運動不足、④栄養不足、⑤薬物

私の歯に現れた現象とほぼ一致すると思った。
2年前に私は歯周病検査を受けた。今回の歯痛は虫歯の箇所。
その虫歯は表面的に異常が無く内部に問題があると思われる。
その虫歯の内部に薬物かストレス(刺激)が影響した可能性を疑う。
時間経過と共にその影響が減少し現在沈静化したと思われる。
今回の歯痛の真相は不明だが自分では自己推測を信じている。

私は7年前の自転車旅行を皮切りに毎年長期旅に出かけている。
旅立ちの際の一番の心配事は旅の途中での歯痛発生。
私は毎年の様に歯医者に通うほど歯に問題がある。
そして旅行中に歯痛が発生すれば旅を続ける事はほぼ無理。
ただ幸いにも7年間の旅行中に歯痛は無く主に冬場に歯科治療。
そのため冬の寒さや乾燥が歯茎や歯痛の一因ではと疑っている。
根拠は無い。経験を基に推測し毎年それを身体で確認している。

今回のコロナ騒動でも政府対応が次々に変化している。
5月6日までの緊急事態宣言が5月31日までに延長された。
コロナの正体が分からないため様々な試行錯誤が続く。
先日(R2.4.15)NHKスローズアップ現代プラスで一つの取組が紹介。
「新型コロナ ビッグデータで感染拡大を防げ」
LINEで参加者を募り日々の体温や体調のデータを収集する。
地域や職種と体調の関連を調べる事でコロナの傾向を把握する。

私はこの様な調査・データ収集を更に増やしてほしいと願う。
登山でも様々な積み重ねが次の行動の指標になる。
健康問題でも情報と自己観察が新たな希望に繋がる。
コロナでもいろいろ情報は収集されていると思う。
それをもっと開示してもいいのではないか?
各人の行動の変化を観察し対策を更新する事も有効では?

例えば、
・マスクをしても感染した人はいないか?
・スーパーで感染したと思われる人は多いのか?
・パチンコ屋で感染した人はいるのか?
・居酒屋でグループと1人飲みを比較し感染率に差はあるか?
・3密(密閉・密集・密接)の中では特に何が重要か?

当然、何処で感染したか容易に分かれば苦労はしない。
ただ感染者の行動は詳細に聞き取りしていると思う。
その感染者の所在した場所の割合を単純に集計するだけでも良い。
それにより多少でも感染の傾向把握に繋がらないか?
傾向把握できれば対策の重要度に差をつける参考になるのでは?
今後徐々に行動を拡大する場合でも試行錯誤が必要だと思う。
これまで全人類は試行錯誤する事で困難を乗り切ってきたハズ!

今朝(R2.5.5 AM5:56)散歩中の歩道に小鳥(ムクドリ?)がいた。
10cmまで近寄り撮影しましたが泰然自若! 小鳥も自粛?

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