血液(献血)と健康について

私は自分の献血の事を幾度も記事にした。
献血は血液を必要とする他人に役立つ。
そして自分の健康状態の把握にも役立つ。
献血後には多少疲労感があり活力が減退する。
でも一晩寝た翌日には疲労感は8割方消える。
1週間ぐらい経つと体調はほぼ元に戻る。

以前から献血と健康の関連に興味はあった。
現在の男女の平均寿命差は女性が約6歳上。
女性の長寿命は生理が要因と言う仮説がある。
生理で失う血液は新たに造られる血液で補われる。
つまり女性は定期的に血液を浄化し健康を維持。
この仮説の信用性は誰にも判断できないだろう。
ただこの仮説が正しければ献血も健康に有効。

更に献血と健康の関係に触れた説を今回新発見。
情報源は「寿命ハック」(Nブレンボー著、R4年新潮新書刊)
この中の献血に関する抜粋記事がネットに掲載。
※ 参考 「長生きするには献血がいい」

長生きをするには、どうすればいいのか。分子生物学者のニクラス・ブレンボー氏は「多くの栄養素は多少過剰に摂取しても体が調節するが、中にはできないものもある。たとえば鉄分濃度を下げるためには献血も有効だ」という――。

この記事を超要約すると以下のとおり
・若ねずみと老ねずみを血液結合したら老ねずみが若返った
・血液成分中の若さ成分を調べたが発見できず
・老ねずみの血液を抜き微量蛋白と生理食塩を補うと若返った
・血液に若返りを阻害する成分がある事が疑われる
・デンマークで献血者の健康長期調査でも同事例が判明
・更なる調査で認知症患者の脳に鉄分が多い事も判明
・血液の鉄量が多過ぎる人は早死傾向がある
・身体に鉄分が少な過ぎると様々な病気要因になる
・一方で人体には余分な鉄を排出する機能がない
・身体に余分な鉄がある場合は血液での排出が効果的

私は昔うつと鉄不足の関係を述べた本に出会っている。
「うつ・パニックは鉄不足が原因」(藤川徳美著、H29光文社新書)
私が悩む皮膚炎と栄養素に関する記事で取り上げた。
※ 参考 「身体と蛋白質とミネラルの事」

0、紀平梨花の話  今年の冬は紀平梨花のフィギュアスケートの演技を楽しんだ。  シニア大会に本格参戦しいきなりNHK杯で優勝、次も優勝。  更にGPファイナルも優勝、その後スケート靴を替えて不調。 ...
その際に鉄は不足でも過剰でも身体に悪影響と記した。
ただ本のタイトル通り鉄不足の方がより意識される。
鉄の過剰摂取は一般的にあまり意識されなかった。
一方で皮膚疾患では一部栄養素の過剰摂取が疑われる。
私の場合はニッケル摂取過多が疑われた。

現代社会の危険性は情報過多にある様に感じられる。
巷には健康関連の情報が溢れ返っている。
○○不足は健康に悪影響、○○摂取は健康に良い…
現代は町中で様々な食物やサプリの入手が容易になった。
私が生まれた昭和30年代には考えられない社会になった。
これらは人々の健康に大きく貢献したと思う。
一方で特定栄養素の摂取過多で患う事例も多いと推察。
情報が少ない事は判断に困るが情報過多も判断を迷う。
現代社会では情報を見極める力が特に重要と思う。
そういう点で血液と鉄の関係は今後も情報に注意したい。

最後に私の献血に関する最近の話題。
前々回記事で触れたが私は冷え性体質と自覚。
冬季の献血時は血液の流れが遅滞傾向にあった。
そのため冬の献血時には腕の下に保温剤を敷く事が多い。
更にスポンジを握って血流改善する事も頻繁だった。
だが最近2回(12月と1月)の献血時は血流が良好だった。
腕下に保温剤を敷く事もスポンジ握りも必要なかった。

献血担当の看護婦さんの話で血流が良かった事を知る。
実際に献血に要する時間も僅かだが短縮傾向だった。
私が行う献血は成分(血小板)献血が多い。
人によって違うが私の血小板献血では概ね1時間要する。
早い人40分~遅い人90分ほどで個人差は大きいらしい。
私も長い時は約70分要するが最近2回は60分弱だった。
血小板献血では当日の血小板数値が献血時間に影響する。
血小板数値が高い時は献血時間が短いが低いと長くなる。
最近2回の献血時の血小板数値は比較的低値だった。
そのため献血時間短縮は血流効果が大きいと推測される。

献血した後に送られる血液検査値には血流数値はない。
血流速度に関しては今までは全く意識してこなかった。
血の流れが良いとか悪いとかの意味が分からない。
イメージとしては血流が良いのは好ましいと感じる。
ただ血圧は普段どおりで血の流れが良いのはどうなの?
巷で良く言われる血液サラサラという事だろうか?
ただ急に血液サラサラになったとして身体に良いの?
血流が早い事を現時点でどう解釈すべきか難しい。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする