睡眠について

自分は寝付きが良い方ではないと思う。
だから直ぐに寝付ける人が羨ましい。
大谷翔平は睡眠に特別拘りを持っている。
良質な睡眠と十分な確保を心掛けている。
長距離の移動中も直ぐ眠る事ができるらしい。
前人未踏の将棋8冠制覇の藤井聡太も同様。
どこでも十分な睡眠が取るのが得意らしい。
※参考:大谷翔平と藤井聡太の「眠りへの執念」
(PRESIDENT Online記事 2023/11/5)

十分な睡眠を取れる事が成功の条件なのか?
そう思っていたら異なる記事を見かけた。
※参考:理想的な睡眠時間は8時間ではない
(PRESIDENT Online記事 2023/2/21)
記事によれば人により最適な睡眠時間は異なる。
人によって3~10時間まで7時間も差があるとの事。
ナポレオンの睡眠時間が3時間との伝説は有名。
エジソンは4時間だがアインシュタインは10時間。
睡眠時間の長短は個々人毎に大差がありそう。

私は寝付きが良くなるために対策している。
寝る前に眠くなりそうな事を心掛ける。
眠くなりそうな落語や映画や本に援助を求める。
ただ時々眠くならずに見続ける事もある。
眠くならなかったら作品を楽しめ得したと考える。
それでも自宅では睡眠薬に頼らず眠れている。
しかし自宅以外では良く眠れない事が割に多い。
旅先で宿に宿泊の時等は余り眠れない事も多い。

10年前の自転車旅行開始当初は睡眠が不安だった。
しかしイザ旅に出ると1日の終わりには疲労困憊。
睡眠不安など気にかける余裕もなく直ぐに寝た。
自転車旅行では野宿&自炊も予定はしていた。
でも毎日の疲労がキツく野宿・自炊が辛かった。
特に前半は身体を休めたく大半が宿利用だった。
旅後半は多少野宿が増えたが全体の3/4は宿利用。

そして2年目からは日本百名山旅をスタートした。
百名山旅は車で登山口に移動し登山後車に戻る繰返し。
百名山旅は山と温泉場が近く当初は宿利用が多かった。
だが百名山旅を1年で終える当初の計画が遅延した。
悪天候や予想外の出来事等あり結果的に3年かかった。
このため費用も増加して節約せざるを得なくなる。
結果的に2年目以降は自家用車の車中泊が増えた。
自家用車の車中泊も当初は眠れるか不安があった。
しかし自転車旅と同様1日登山すると疲労困憊する。
結果的に睡眠不安は余り感じず車中泊もほぼ眠れた。

一方で自転車旅や百名山旅の睡眠は結構コマ切れ。
一晩通しての熟睡は少なく夜中に何度も目を覚ます。
目を覚ましては寝るの繰返しが多い晩には4~5回。
また自転車旅の後半ではブログ日記も付けていた。
夜中に目覚めてブログを書いて再睡眠した事も多い。
最初の頃はこんな事を続け身体が持つか不安だった。
結果的にコマ切れ睡眠でも身体に悪影響は無かった。

約1か月前の三ツ石山荘での山小屋泊は少し驚いた。
最近の夜間睡眠時は99%の割合で夜中にトイレ起床。
ところが三ツ石山荘では夜間トイレ起床が無かった。
睡眠時間は8時間確保しており結構長めに睡眠した。
睡眠時間が長いほど通常ならトイレ回数が多くなる。
多分小屋内の快適温度と飲水量の少な目が幸いした。
そのため身体が冷えず排尿用水も少なかったと思う。

また4年前の令和1年10月のみちのく潮風トレイル旅。
霞露ヶ岳から先の山中で雨天のため緊急テント野宿。
この時は夜の20時頃~翌朝3時過ぎまで熟睡した。
夜食大食と雨天で飲水欲求が弱かった事が要因と推測。
またどちらの歩き旅時も結構疲労していた点は共通。
疲労による休息要求が排尿要求を上回ったのかも。

夜間に一度も目覚めず熟睡する事は最近は滅多に無い。
特に高齢化と共に夜中何度も目が覚める様になる。
それでも再度眠りに就ければ問題ない。
夜中目覚めた後は再睡眠が難しい事も徐々に増えた。
最近は完全睡眠でなくても目を閉じるだけで良いと思う。
百名山旅でも夜中目覚めた後に眠れない事はあった。
翌朝は多少疲労感があったが体力はほぼ回復していた。
翌日の登山時には大きな支障も無く登山をできた。
熟睡が一番良いが浅い眠りでもそこそこ良いと感じる。

私は数年前からスマートウォッチに興味を持っている。
当初はスマートウォッチ(SW)の性能に失望していた。
だが最近はSWの性能の向上に驚かされる。
SWは睡眠の時間や質を判定してくれる。
何時に寝て何時に起き深睡眠-浅睡眠-トイレ起床が記録される。
更に睡眠時の心拍・血圧・血中酸素・呼吸等も記録される。
勿論信頼性は高くないし実験的な側面が強いと思う。
でも自分の感覚と割に近い印象もあり結構興味深い。
半分遊び感覚で数値を眺めて楽しむ分には丁度良い。
そのSWの睡眠判定によると私の睡眠は良好らしい。

高齢化と共に若い頃に比べ睡眠力の低下を自覚する。
充分睡眠したと感じる翌日でも睡魔は頻繁に起こる。
でも大谷や藤井の様に睡眠管理は到底出来そうにない。
だからSWの睡眠良好判定を好材料に良い方に捉えたい。
SWは良い数値なら信じて悪ければ誤差だと考えたい。
SWは未だ未だ発展途上だと思うので一喜一憂しない。
SWがどの様に数値測定し判定しているのか知らない。
私なりに想像はしているがその話は別の機会に譲りたい。

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コメント

  1. との より:

    盛田稔先生が、生前睡眠時間は3時間だと言っていた。90歳を過ぎたころのことで、「まだまだやることが一杯あるので」と言われていた。

  2. takenamik1 より:

    との さん
    コメントありがとうございます。
    盛田先生が90歳を過ぎてからも睡眠時間が常時3時間とは驚きです。
    昔は睡眠時間が短いと早死にすると信じられていた様に記憶しますが先生がそれは迷信だという事を身をもって証明されたのでしょうね。
    自分でも長時間寝ても余り冴えない時もあれば短時間睡眠でも熟睡すれば割とスッキリという経験があります。
    高齢化と共に熟睡割合が減ってきて盛田先生に秘訣を教わりたい気持ちですがイタコの口寄せで秘訣伝授が出来ないかしら?