H30年7月29日(日)
天気 霧雨のち曇りのち晴れ
気温 20℃~32℃?、段々上昇
昨夜は霧雨で湿度が高いが気温は20℃弱ぐらいだろうか?
就寝して少し肌寒いのと蒸し暑いのが一緒の感覚。
寒さと蒸暑さの同居で寝相も中途半端だったらしい。
朝起きると喉の調子が少しおかしい。
朝も霧雨でテントには水滴が多く付着している。
テント収納時に水滴を拭くが最後は拭ききれず収納。
今日は最終日だから応急処理し帰宅後メンテで4時45分出発。
徒歩を始めると霧雨が少し強まったり弱まったり繰り返す。
昨夕に立ち寄ったコンビニではトイレの手洗い場で水を調達した。
ところが手洗い場の蛇口に水筒の口が良く合わず水が上手く入らない。
水筒に1/3程入れたところで諦める。
当日の気温と発汗量を振り返れば少量水でも良いだろうと軽く考える。
だが考えは甘かった。
登山すれば発汗は増える。身体からは水分が相当失われていた。
昨夕から今朝にかけて水を欲して水筒の水量は相当減少する。
出発後も水筒の水は徐々に減るが昨日の様に道端に水場は現れない。
7時過ぎに野辺地町有戸を歩いていた時に自販機が出現。
水筒の水残量は約200cc。心許ない残量。できれば水分が欲しい。
最終日ということもあり今日は自販機も解禁しよう。
自販機でカルピスウォーターを購入。
今まで残り少ない水をチビチビ飲む制約からやっと解放される。
8時半に野辺地海水浴場の駐車場に着く。
割と広い駐車場でトイレや水場もあり10分ほど休憩する。
ようやく水不足から完全解放された。
出発時霧雨だった天気が海水浴場に着く頃には曇りに変わる。
だが低気温に加えてまだ早朝のため海水浴客は10人弱。
海水浴場駐車場からは国道279号を右折し野辺地漁港道路を進む。
漁港道路沿いに公園が有り野辺地町指定史跡の常夜燈が有る。
更に今年新たに巨大な復元北前型弁才船「みちのく丸」が登場。
帆柱の高さが28m!。近づくとその大きさに圧倒される。
(下掲載の写真は常夜燈側から撮ったため大きさが伝わらないかも)
ここから少し歩くと連続して県指定文化財が登場。
最初は「野辺地戦争戦死者墓所」。
明治元年の戊辰戦争時に野辺地の地でも戦争があった事の証。
野辺地と平内の境界には「津軽南部藩境塚」。
津軽と南部は昔から「反りが合わない」事が感じられる。
野辺地町では暑さを感じなかったが平内町に入り変化の兆候。
平内町は東西に約20kmに渡って国道4号が走っている。
東側に居た時点では暑さを感じず11時にラーメン店に入店。
久し振りにラーメンが食べたくなりネギ味噌ラーメンを注文。
食べている途中からネギの辛さが喉を刺激して水ばかり飲む。
朝少し喉の調子が悪いと感じていたのに辛い物を注文した事を後悔。
そして店を出て西に進むにつれ今度は暑さが増して水ばかり飲む。
青空が広がり太陽の直射日光が体温上昇に拍車をかける。
浅虫海岸で一時休憩。海水浴客の中で長袖の自分は別世界人。
海水浴客を見て自分も水浴びしたくなるが、…無理…。
暑さに耐えながら歩き続け久栗坂から野内に向かう峠を越える。
疲労が蓄積した中でアップダウンが2回あり今日一番辛い坂道。
峠を越えると時刻も夕方5時を回る。暑さも和らいでくる。
太陽が西空に傾き日陰の道も増えて身体の負担も減る。
ゴールが近づくと共に力も沸き18時にスタート地点の赤川に到着。
今日の天気は旅の全期間の天気を全て一日に凝縮したような天気。
朝は霧雨で少し肌寒く少しモヤもかかる。
昼前後は曇り空。割と歩き易い天気。
午後から夕方は段々暑さが増し青森市の前後は真夏の天気。
旅の全期間を通じても暑さ、寒さ、晴、曇り、霧、雨が万遍なく発生。
印象的には全ての気象の現象が均等に発生した様な気がする。
気象変化を肌で感じられた事は徒歩旅ならではの貴重な経験だと思う。
気象変化の体験と共に体調変化でも色々な収穫があったと感じる。
一番嬉しいのは3日目以降は足痛腰痛等の下半身痛はほぼ発生無し。
二番目は旅行前に発病した皮膚病について改善しつつある事。
まだ完全完治では無いし再発の心配も残るが薬はほぼ断っている。
そういう意味では今回の徒歩旅は大いに意義深い旅だった。
【追記】
体調変化の件は後日の記事でまとめて報告したいと考えています。
併せて旅行経費や宿泊場所情報等も順次報告する予定です。
霧雨の国道279号を南進
幸田露伴・大町桂月文学碑のある場所
横浜町南端の線路沿い
野辺地町に入る
海水浴場駐車場で一休み
霧雨はほぼ止んだ
常夜燈と復元北前型弁才船「みちのく丸」
参考:青森観光「常夜燈」記事
参考:野辺地町「みちのく丸」記事
野辺地戦争戦死者墓所
参考:青森県「野辺地戦争戦死者の墓所」記事
バス停「柴崎」
野辺地町はサッカー柴崎選手の故郷
馬門御番所と藩境塚
津軽南部藩境塚(写真の手前に左右に2塚ずつ有り)
参考:青森県「藩境塚」記事
11時に入店したラーメンショップ平内店
ネギ味噌ラーメン(注文)+カレーライス(無料)
平内町・夜越山森林公園前を通過
青空が増えてくる
平内から青森市浅虫に通じる土屋バイパス
左カーブした所が海に設置された「ほたて大橋」
多くの人出で賑わう日曜日夕方の浅虫海岸
早朝の野辺地海水浴場と雲泥の差
振り返り見る浅虫海岸と青空
バイパスよりも旧道の方が時間短縮
その代り峠越えがあり疲れる
松と建物が近くて仲良し
22日前に赤川から出発し、今日赤川で終了
18時到着!
04時45分 横浜(泊川付近)空地・発
09時00分 野辺地常夜燈(10分)
09時25分 野辺地戦争戦死者墓所
10時00分 津軽藩・南部藩境界塚
10時50分 ラーメン店(40分)
16時00分 浅虫海岸
18時00分 赤川・一周終着点(夕食)
19時20分 自宅・着
歩行時間 12時間00分
歩行距離 56km
歩行歩数 91000歩
朝食 梅おにぎり、カボチャサラダ、うの花、かもめ竹輪
昼食 ネギ味噌ラーメン、ソイジョイ
夕食 熟成ロース厚切煮、和惣菜3点盛、シュークリーム、ヨーグルト
青森県一周徒歩旅(22日目)ルート