5月26日(日)・遍路18日目
天気 晴(最高気温32℃)
05:15 市野瀬休憩所・発
07:25 ローソン四万十竹島店(40分)
10:45 道の駅ビオスおおがた(50分)
13:20 道端で仮眠(20分)
15:25 道の駅なぶら土佐佐賀(10分)
17:35 土佐佐賀温泉・着
昨夜はドライブイン水車の廃屋軒下でのテント野宿。
廃屋は弱い地震でも崩れてきそうな建物で少し怖い。
3年前は近くの東屋にテントを張ったが今回は先客がいた。
先客が東屋を衣類干場に利用していたため遠慮した。
昨夜も蒸し暑くてあまり熟睡できなかった。
夜中には今回の旅で初めて足が攣る事態が発生した。
今まで自転車旅や百名山旅や徒歩旅で足痙り経験は数回ほど。
深夜(1時頃?)には工事関係車両が駐車場に停車し何かの作業。
午前3時頃にも再び工事関係車両が来て作業する。
見知らぬ土地での野宿は何が起こるか不安になる。
3時に目を覚まして寝床で身体の屈伸運動を始める。
3時半には軽い朝食を摂り荷物整理をする。
前日と同様今朝もテントは露濡れしたため水拭き作業。
余り時間をかけても仕方がなく適当に打ち切りテント収納。
予定より15分早い5時15分に野宿地を出発。
薄モヤの天気で風が少なく高温多湿の天気。
今日も快適な歩行は期待できない。
7時に四万十大橋の手前を歩く。
軽トラックが道脇で停車し運転手のおじさんが降りる。
道端に体長30cm程の亀がいておしさんはそれを抱える。
私と目があったおじさんは言った。
「何故ここに亀がいるの? 川に戻してあげよう」
まるで浦島太郎の竜宮城の様な出来事だった。
全長687mの四万十大橋を10分ほどで渡りローソンに着く。
ローソンで今日の食料を調達して店前の椅子で休憩する。
70歳位の男性お遍路さんも椅子に座り少し話をする。
昨日の道中で遍路地図を紛失したとの事。
バス停かどこかで休憩した際に忘れたらしい。
途中で何とか簡易地図を入手し予約済みの民宿に到着。
昨日は大変な苦労を経験したが紛失したのが地図で良かった。
財布を無くしたらもっと大変。地図なら次の寺で購入できる。
そう言って笑って昨日の体験を話してくれた。
「お気をつけて」と声をかけて男性と別れ出発。
ローソンを出発後の歩道で70代の男性お遍路から道を尋ねられる。
スマホのMAPを利用しているが交差点で度々道間違えするとの事。
今も交差点が変な形に交差しているので不安を感じたらしい。
私はローソンと大橋の方角を指差して進む方向を示す。
男性から感謝され互いの道へ別れて歩き出す。
「お互い様です。私も度々道間違えします」と心の声で応えた。
今日も暑い。身体に堪える暑さのため道の駅で2度休憩する。
最初の道の駅の冷房休憩所内で軽食し50分ゆっくり休憩する。
次の道の駅の手前では睡眠不足からか睡魔に襲われる。
歩行継続ができず道端の日陰で20分ほど仮眠する。
遍路道とトンネルが並行する箇所ではトンネルを選ぶ。
体力の消耗を抑え暑さから逃れるにはトンネルが最適。
また水場では飲水してから頭や腕に水をかけ体温冷却に努める。
偶々耳にした話では熱中症予防のため学校行事が中止されたらしい。
二つ目の道の駅なぶら土佐佐賀では10分休憩して出発。
道の駅を出発した直ぐ先にローソンが出現。
今日のルート上の売店は朝に利用したローソンのみと思っていた。
わざわざ早朝に購入し荷物を増やし食品鮮度を落としていた。
非常にショックだったが今更悔やんでも仕方がない。
本日の野宿地土佐佐賀温泉こぶしの里到着は17時半。
温泉の受付で東屋にテントを張る事の了解をもらう。
テントを張り入浴して食事した後の就寝は20時。
20時を過ぎて東屋にはもう一人来客があった。
食事【朝昼】お握り、筑前煮、卵焼、牛乳、人参、胡瓜、ソイジョイ 【夕】のり弁、ポテマカサラダ、卵焼、ゴボウコンニャク
歩行時間 10:00
歩行距離 45km
末尾には(旧)ルートラボと(新)Ridesのルート図を併載しました。
四国遍路18日目ルート図(ルートラボ版)
四国遍路18日目ルート図(Rides版)