日本徒歩旅 -鹿児島- 1日目

今回は日本を南から北へ徒歩する計画でした。
南は鹿児島佐多岬から北は北海道宗谷岬まで。
航空機や宿を予約していましたがコロナ発生。
人と接触しなければ感染する事もさせる事も無。
人に迷惑をかけない事を心に決め出発しました。
ところが行く先々が閉鎖か半閉鎖の状態。
旅の継続は無理と判断し1週間で帰宅しました。
短い旅でしたが概要を報告します。

今回の旅は昨年から計画していた。
航空機や宿の予約は2月初旬。
ところが4月末に予約済み航空便の一部欠航連絡。
青森~東京~鹿児島を乗り継ぐ計画だったが、
青森~東京便が欠航となった。
一方で東京~鹿児島は予定通り運航。

4月末頃は徐々にコロナ感染減少傾向。
ということで青森~東京は代替交通を探す。
飛行機は1日1便のみで当日の乗継ぎは不可能。
JRは6時発の新幹線なら乗継ぎできる。
でも朝5時に自宅からタクシーでの出発が負担。
結局前日に夜行バスで出発する事にした。

5月10日21時に青森駅からJRバスで発。
乗車人数は7人前後。
翌11日予定より20分早く6時半東京駅着。
コロナの影響で渋滞が少なめなのか?
東京駅から蒲田駅までJR京浜東北線に乗車。
乗客の99%はマスク着用。
蒲田から羽田までは足慣らし歩行。
徒歩ルートが良く分からず少し遠回り。
到着した羽田空港内は静寂な大空間。
10時に搭乗手続き。
リュックの重量を計測すると11kg。
飛行機搭乗者数は約25人(定員200人)。

11:45に羽田を発ち13:40に鹿児島着。
天気は晴れ。気温約25℃で少し暑い。
鹿児島空港からはバスで鹿屋経由で佐多岬までを予定。
ところがバス停には空港~鹿屋便は運休の表示!
予めネットで調べた際にはそんな情報は無かった!
想定外の事態…

客待ちタクシーに料金を聞くと鹿屋まで1万5千円。
高過ぎてとても利用できない。
バス案内所の人に何か方法がないか尋ねる。
鹿児島市から船を利用するルートを教わる。
お礼を述べて鹿児島市行きバスに乗車。
教えてもらったのは鹿児島市鴨池から垂水ルート。
バス乗車中に鹿児島市と桜島を繋ぐルートに気付く。
既に大幅に計画変更する必要が生じている。
当初予定した桜島一周を諦め今日少し桜島を歩こう。
鹿児島市金生町バス停で14時56分に下車。

フェリー港まで10分歩き15時25分の船に乗船。
フェリーの運行も減便中。乗船客は20人ほど。
15時40分に桜島で下船。船賃200円。
この先の計画をどうするか思案した。
当初計画は今日中に佐多岬の大泊に着きテント泊。
しかし大泊行の最終バスにはもう間に合わない。
当初は3日目に泊まる予定の公園を今日の野宿候補地に。
桜島港から公園までの距離を調べると約18km。
時速4kmで4時間半。到着は20時を過ぎそう。
とりあえず行ける所まで行くか。

最初に道の駅桜島を通過する。
広い駐車場に駐車中の車が1台。
玄関を見ると「県外客は自粛要請」の貼り紙。
館内に客の姿は見えず入館は控えるしかない。
道の駅桜島以降は建物の少ない国道224号。
左手に桜島を眺めながらひたすら歩く。

港から10km・2時間歩くと林芙美子文学碑に着く。
早足で歩き続けたので休憩がてらに立ち寄る。
林芙美子の小説は1冊も読んだ事はないが、
林芙美子原作・成瀬巳喜男監督映画は結構好き。
「浮雲」「放浪記」「めし」、その他沢山。
苦労し懸命に生きる女性の映画で名作多し。

その後下校時の児童数名と擦れ違う。
2人から挨拶され少し心が癒やされる。
夕暮れの19時17分にローソンに到着。
晩飯を調達するが店員の応対に笑顔無し。
目的地の海潟公園到着が19時35分。
18kmを4時間弱でほぼ無休憩で歩ききる。
公園の照明が灯る中でテント設営し晩飯を補給。
晩飯中に照明が消灯したためヘッドランプ点灯。
この先の計画を思案しながら寝床に就く。

東京駅は人少なし。右にはオリンピックのカウントダウン

蒲田から羽田へ向かう街並み

モノレール下を歩く

羽田空港内は人影まばら

鹿児島市の五代友厚像(ディーン藤岡が演じた)

ファリーの乗船口

フェリー鹿児島港からの桜島

道の駅桜島はコロナ自粛営業

火山砂防センターと桜島

林芙美子石碑と桜島

有村溶岩展望所はコロナ?閉鎖

夕暮れの桜島

海潟公園に到着

10日 21:00 青森駅・発(夜行バス)
11日 06:30 東京駅・着
11:45 羽田空港・発
13:40 鹿児島空港・着
15:45 桜島港・徒歩旅発
15:52 道の駅桜島
17:45 林芙美子石碑 (10分)
19:17 ローソン垂水海潟店 (10分)
19:35 海潟公園・着

東京駅~蒲田駅~羽田空港

桜島港~海潟公園

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