北海道旅ではスマホでの歩行管理で少し戸惑った。
旅にはiPhoneXsとiPhone7の2機種を持参した。
iPhoneXsを主体にiPhone7は予備で利用した。
過去の旅ではiPhoneとFieldAccessアプリを利用。
そのFieldAccessの販売終了を旅直前に知った。
iPhoneXsではFieldAccessを利用できなくなった。
(iPhone7の方ではFieldAccessは未だ使える)
悩んだ末にiPhoneXsではスーパー地形を利用した。
なおGeographicaアプリを補助的に利用した。
スーパー地形は地図画面を自分好みに変えられる。
最初は綺麗さを優先したが後で標高表示を優先した。
一番戸惑ったのは歩行距離に差異がある事だった。
事前計画で1日の歩行距離は40~50kmを設定した。
そして1日の途中の3~4地点で歩行ペースを確認。
すると20km歩いたつもりが22kmほどに表示される。
多少の誤差は以前も経験があり当初は気にしなかった。
むしろ初日~二日目は快調歩行を喜んでいた。
しかし1日の目標距離に達しても目的地に到着しない。
スーパー地形の歩行距離表示に不信感を覚え始める。
一方でGeographicaは概ね計画と実際の距離が一致する。
旅を始めて3日後に改めてジックリ経過観察した。
その結果スーパー地形アプリに多少問題があると判断。
スーパー地形は歩行中の距離表示が1割?ほど多め。
しかし最終的にデータ保存時はほぼ正しい距離になる。
歩行記録は緯度経度高度で記録される。
歩行中は緯度経度を概算で距離換算しているのでは?
仮定だがこの概算換算がスーパー地形は少し多めかも?
以前GPS計測アプリの距離管理を話題にした事がある。
過去記事:楢木森山周回~里山歩きと歩行記録の話
アプリによって地点把握に差があるため距離も異なる。
FieldAccess(以下FA)は距離計算が長い傾向がある。
Geographica(以下GG)は距離計算が短めになる傾向。
但しGGは距離計算地点を調整する事ができる。
今回新たにスーパー地形(以下SP)を使い再検証した。
8月27日(大雪山3日目)と8月31日(美深発)のデータ比較
FA(iPhone7)とGG(両iPhone)とST(両iPhone)で比較
今回は歩行記録をガーミンコネクトに登録してみた。
以下、ガーミンコネクトに登録した歩行記録
8月27日(大雪山3日目) FA7記録:総距離36.96km 3556地点(372k)
8月27日(大雪山3日目) GG7記録:総距離33.07km 794地点(273k)
8月27日(大雪山3日目) ST7記録:総距離34.33km 729地点(156k)
8月27日(大雪山3日目) STX記録:総距離36.98km 7728地点(1638k)
8月31日(美深温泉発) FA7記録:総距離49.22km 2017地点(208k)
8月31日(美深温泉発) GGX記録:総距離48.06km 763地点(261k)
8月31日(美深温泉発) ST7記録:総距離48.52km 317地点(68k)
8月31日(美深温泉発) STX記録:総距離50.49km 7154地点(1505k)
このルートデータから興味深い事実が分かった。
例えば8月31日のGGXとST7の記録を比較すると、
GGの方が地点数が多いのにSTの総距離が上回った。
一般的には地点数が多ければ距離も長くなるはず。
詳しい話は別の分析話と合わせて次回にしたい。
注記 「FA7」はiPhone7とFA(フィールドアクセス)での記録の意
GGはジオグラフィカ、STはスーパー地形、XはiPhoneXsの意
総距離はガーミンコネクト登録時に表示された距離
地点は1日の記録の中で登録された地点数
( )内のkはファイルサイズKBの略