みちのく潮風トレイル旅No.3 4日目
令和3年9月22日(水) 宮城・安波山~御崎
天気 曇のち晴のち雨(夜) 気温 17~26℃
1.時間・距離・ルート
05:10 00km ① 赤土山自然公園
05:30 01km ② 安波山山頂
07:50 09km ③ 気仙沼大島大橋~亀山~龍舞崎
12:50 28km ④ 気仙沼大島大橋
15:00 35km ⑤ 早馬神社
17:10 46km ⑥ 御崎観光港(野宿)
[上り標高計1400m/下り標高計1500m/歩時間11:00]
安波山の標高は低い(238m)が見晴らしは良い。
大島の亀山も低標高(235m)だが安波山より長時間歩行が必要。
大島の先端の龍舞崎の遊歩道は倒木撤去工事中で通行止め中。
気仙沼大島から唐桑半島へ向うルート途中の三ノ浜が工事中。
通行止標識が有り大規模な工事中だが道路脇を通行可能。
この日もほぼ環境省ルートに沿ったが工事中等で一部迂回や短縮。
(なお環境省の大島周回コースは全長15km、今回は短縮して全長17km)
2.出来事
NHK朝ドラ「おかえりモネ」は今日が最終回。
朝ドラとしては異例のシリアスドラマだった。
ドラマに没入し感動の気持ちを味わえた作品だった。
この日はモネの故郷気仙沼大島を巡る旅。
昨夕着いた赤土山自然公園には貯水槽?設備がある。
その脇に水道蛇口が有ったが水は出なかった。
一応街中で水は補給していたが有れば更に嬉しい。
安波山に登る途中にもトイレと手洗い場がある。
ここでも水は出たが水の補給は遠慮した。
安波山頂は標高238mと低いが眺望は良好。
気仙沼湾や市街地の町並みが一望できる。
新しく架けられた2つの大橋も良く見える。
その後山を下りて6時半にローソンに入る。
今日はこの先に食料調達できる店がない。
出発時点で曇り空の天気は徐々に青空になる。
気仙沼大島に向かう手前で最初の大橋が現れる。
気仙沼湾横断橋。通称、かなえ大橋。
気仙沼湾の西と東を結ぶ東北最長の高速道路橋。
今年2021年3月に開通した出来たてホヤホヤ。
徒歩ルートは橋下を通るため巨大さに圧倒される。
次は気仙沼大島大橋(鶴亀大橋)で大島に渡る。
こちらは2019年4月に開通した。
横断橋よりは小さいがこちらの橋も十分大きい。
大島に渡った後は先ず亀山に向かう。
朝の元気のあるうちに山登りした方が気楽。
7時頃から青空が増すと共に気温も上昇する。
気温が一層上昇する前に山登りを片付けたい。
亀山の標高は235m。安波山とほぼ同じ標高。
山頂からは2つの大橋など良好な眺望堪能。
ただ好天の平日だが観光客は疎ら。
コロナは大島に甚大な影響を及ぼしたと思う。
本来なら朝ドラの影響で沢山の人がいたハズ。
至る所で見かけるモネのポスターが寂しそう。
本当ならドラマのロケ地巡りでも盛り上がる。
亀山での吹奏楽演奏や若者達再開の砂浜。
その後島の先端の龍舞崎に向かうと工事中標識。
環境省ルートの遊歩道が倒木撤去工事通行止。
このため県道208を進む。
途中で遊歩道整備の作業車と作業員に出会う。
遊歩道に通じる道へ向かうと歩ける様だ。
途中から遊歩道を歩く事ができた。しかし…
遊歩道は誰も通らないため身体中に蜘蛛の糸。
龍舞崎の駐車場に着くと観光客の車が数台。
龍舞崎まで片道10分弱で眺望を堪能する。
駐車場に戻り軽食と足ケア休憩を20分。
その後は大島大橋への残り半周を歩く。
モネの旅立ちを見送った大島汽船の発着場。
思い出の地を通り大島を一周し再度大橋を渡る。
気仙沼の本土?に戻り二ノ浜、三ノ浜に向かう。
すると間もなくまた「通行止」の標識。
脇にいた誘導員に尋ねると通行できるとの事。
安心して先に進んで行ったら更に厳重な通行止。
最初の通行止は標識だけで脇を通過できた。
今度の通行止はロープ張りでその先に土砂堆積。
更に先は工事車両の往来で立入不可能な雰囲気。
改めてスマホ地図を見ると迂回はほぼ不可能。
何としてもここを通過するしか方法はない。
改めて工事現場を観察すると一般車が通過している。
どうやら工事現場は徒歩でも通れる様だ。
ロープを跨ぎ土砂堆積場を乗越え道路に下る。
工事車両を避けつつ急いで工事現場を通過する。
三ノ浜から日向貝への工事現場を無事通過。
工事現場を無事通過し終えてホッと一息つく。
トレイル旅ではしばしば工事現場に遭遇する。
また工事中で迂回路の表示もしばしば目にする。
工事箇所が未だ多い中で全区間歩く事は大変だ。
その先に進むと通行車両は全くいない。
車の通らない樹林帯を歩き続け13時半になる。
日中の気温上昇に伴い疲労が相当蓄積する。
我慢し歩いて来たが堪らず山中の日陰で休憩。
涼しい日と暑い日の疲労度の差を改めて感じる。
工事現場から西舞根まで車は1台も出会わない。
だが工事現場先でレンタサイクル男性とすれ違う。
更に30分ほど先で徒歩旅の若者男女とすれ違う。
その所々で様々な人間模様に遭遇すると感じる。
15時に唐桑半島の付け根にある早馬神社に到着。
とても大きな神社で歴史が古いらしい。
神社前には広い駐車場がありトイレも立派。
参拝して一服してから徒歩旅を再開。
ところが地図確認せず直進する。
3分ほど歩き地図確認して誤りに気付く。
毎度の事だが注意力が散漫で情けない。
引き返し気を取り直し唐桑半島先端を目指す。
この日は当初は御崎野営場を利用する予定だった。
御崎野営場は低料金で温水シャワーや充電が利用可能。
8年前の自転車旅で利用したお気に入り野営場。
出来れば利用したかったが出発前にコロナ休業を知る。
コロナ禍では止むを得えず別の野宿地を探す。
野営場の代わりの野宿地は御崎漁港を候補に考えた。
17時過ぎに漁港に着くと丁度良い東屋風建物がある。
トイレも立派で勿論水も調達できる。
離れた場所に釣り人が見えるが野宿に問題なさそう。
天気予報では夜から雨になる予報。
ベンチで足ケアをしつつ夕食を食べ暫し休む。
18時頃からテントを張って中に入り休む。
夜中21時頃から雨が降り出し徐々に本降りになった。
3.写真記録
安波山の洒落たトイレ
写真に写ってないが左手に手洗い場有り
安波山から気仙沼湾を眺望
遠くにかなえ大橋(手前)と鶴亀大橋(奥)
気仙沼港から安波山を望む
気仙沼湾横断橋(かなえ大橋)
気仙沼大島大橋(鶴亀大橋)を渡る
亀山山頂(レストハウス脇でモネ演奏会)
亀山山頂から2大大橋を眺望
手前が鶴亀大橋で奥がかなえ大橋
田中浜(モネ同級生再会のロケ地)
龍舞崎(工事中で短縮コース利用)
大島遊覧船乗り場(モネのフェリー乗り場)
早馬神社
唐桑御殿の集合写真
漁業者の矜持が見える御殿が建ち並ぶ
唐桑の長浜漁港・御崎観光港
御崎観光港で野宿
4.ルート図
みちのく潮風トレイル旅③ 4日目ルート図(Google Map)