コロナ禍の医薬産業と情報とお金

前回記事で紹介した「サピエンス全史」の要点。
人類は「言語」と「虚構(フィクション)」で変革した。
「言語」も「虚構」も実態がなく動物には理解できない。
他の動物は危険か安全かで仲間と連絡を取り合う。
人間は想像する事で将来幸せになれるか予想する。
きっと幸せになれると信じて行動する。

ロシア国民の多数はプーチンを信じ幸せを信じる。
西側諸国はロシアは悲惨な結末になると信じる。
ロシアも西側も自国民を説得するため想像を語る。
それと同じ事が医薬産業でも行われていると思う。
前回も書いたが人類の最大の望みは平和と健康。
人類に不健康の心配がなければ医薬産業は不要。
しかし病気は避けられないため医薬産業もある。

医薬産業は薬を使う事で健康になるとPRする。
又は薬を使う事で不健康から脱却すると語る。
しかし未来は予測できず個々の健康は個人毎に違う。
それを説得力を持たせようと様々データを示す。
そのデータはあくまで動物実験や一部の臨床試験。
そしてそのデータは医薬会社が調べたデータ。
本当に実態を示したデータなのか検証は難しい。
薬効の臨床試験の際は製薬会社と医者が協力する。
製薬会社と医者の不透明な関係性の記事がある。
『医者と製薬会社の悪しき慣習』

以前の記事で製薬業界の闇を記事にした。
・当ブログ記事R3.5.31記事 『望ましい医療とは』
記事中で紹介したニュースを再掲する。
高血圧薬データを改竄し効果偽装した事件
・東洋経済記事H26.1.16 『高血圧学会の頬被り』
・東洋経済記事H26.3.4 『ノバルティスに続き武田薬品も不正』
薬剤製造の不正事件
・プレジデント記事 『小林化工~ジェネリック薬の信頼を失墜』
・朝日デジタル記事 『日医工~薬剤試験で法令違反』

コロナ禍に多くの医者がメディアで発言する。
全てのメディアはワクチン接種を推奨する。
しかし推薦する医者は製薬会社と繋がりがある。
『コロナ著名人と製薬マネー』
製薬会社から金を貰い発言する医者を信頼できる?
金を貰う医者は製薬会社に忖度していないか?
そして医薬業界へ湯水の如くお金が払われた?
更にコロナが続く事で医薬業界の利益は巨大化?

NHKニュースで屡々登場する東邦大学の舘田一博教授。
政府のコロナ感染対策分科会委員でもあった。
彼はファイザー社から総額3400万円余貰っている。
彼は最近コロナに感染しその経緯を報告していた。
『オミクロン株に専門家が感染』
最初に知った時は随分間抜けた話だと思った。
報告を読むと彼はアレルギー体質でワクチン未接種。
そこで疑問に思ったのは何のアレルギー体質なの?
最近は花粉症を始めアレルギー体質の人が大半では?
私だって皮膚炎は一種のアレルギー反応。
確かにワクチン接種にはアレルギーの説明がある。
しかし何にアレルギーがあるか皆が正確に分かる?
舘田教授はコロナよりワクチンを怖れたのでは?
ワクチンで免疫異常を誘発し死亡する可能性もある。
自分はワクチンを打たず他人には勧める無責任さ!

浜松市ではワクチン接種と感染状況を公表している。
浜松市のデータを使い個人で簡単な分析を試みた。
(最新の住民数が分らないため昨年の数値を使用)
以下、分析結果

・ワクチン接種回数と感染者数の割合
20歳未満ではワクチンを接種するほど感染予防効果あり。
(0回7.9%、1回6.2%、2回3.9%、3回0.2%)
20歳以上ではワクチン2回接種者の感染割合が最も高い。
(0回3.6%、1回3.4%、2回5.6%、3回0.4%)
感染者数の割合=感染者数 ÷ 接種回数別年代別人口

・ワクチン接種回数と重症者数の割合
(中等症以上を重症者数とした)
20歳未満ではワクチン回数に関わらず感染者の99.9%が無症状か軽症。
(0回0.1%、1回0.0%、2回0.1%、3回0.0%)
20歳以上では未接種の重症が一番多いが次いで3回接種の重症が多い。
(0回1.6%、1回0.8%、2回0.7%、3回1.3%)
重症者数の割合=重症者数 ÷ 感染者数

浜松市のコロナ感染データ入手サイト
『新型コロナウイルス感染者動向』 (R4.4.14現在)

この集計結果から見えたワクチンの評価は、
・ワクチン接種は一定程度の感染予防効果がある。
・但しワクチン接種しても感染する人は少数いる。
・ワクチンの感染予防効果は時間経過と共に弱まる。
・20歳以上では時間経過すると寧ろ未接種者より感染し易い。
 [時間経過状況ではワクチンしない方が良い場合もある]
・ワクチンの重症予防効果は顕著な効果が見られない。
・3回接種者の重症化割合は1、2回接種者より多い。

個人的な感想としては、
・ワクチンの予防効果は接種回数が増える毎に弱体化。
・感染予防効果が弱まるから回数を増やす必要がある。
・接種回数を増やす程に重症化傾向が強まる気がする。
・最終的には毎月や毎週の様にワクチン接種するの?

世界の主要国の感染状況を確認してみる。

世界の感染状況
     人口 感染計 死者 新規感染 ワクチン完了
フランス __66 27981 145 13374  78%
ドイツ  __84 23460 133 _9358  75%
アメリカ _335 80686 989 __686  66%
日 本  _126 _7365 _29 _2753  80%
インド  1407 43046 522 ____5  60%
中 国  1449 __631 __5 __137  86%
[単位:人口・百万、感染&死者・千人、新規・百万人当]

掲載したデータの出典
世界人口 MEMORVA世界人口ランキング
https://memorva.jp/ranking/unfpa/who_whs_population.php#:~:text=世界人口
感染者と死者 日本経済新聞のコロナ特集データ
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-chart-list
新規感染(人口百万当り) 私設(?)コロナデータサイト
https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/index.html?s=y&f=y&n=j&c=1&p=1
ワクチン接種完了状況 時事通信.COM
https://www.jiji.com/jc/tokushu?id=owid_vaccination&g=cov

ワクチン接種率が最高のフランスが新規感染最多。
一体どういう事なの?
ワクチン接種率が最低のインドが新規感染最小。
一体どういう事なの?
死亡者数もワクチン接種の低いインドの死亡率が低い。
(人口当たりの死亡者数を比較した場合)
インドやインドネシアでは国民全体へのワクチン接種率が低い。
特にインドは追加接種割合が低い。
しかしコロナは終息の傾向を見せている。

その他参考
・時事通信WEB記事 『世界各国のワクチン接種状況』
・ロイター通信記事 『世界各国のコロナ感染状況』

その他参考
・女性セブン記事 『ワクチン後遺症に苦しむ人たち』

参考
コロナワクチンが危険な理由:免疫学者 荒川 央 (著)
要約
1 今回のワクチンは研究途上の遺伝子ワクチンで不明な事が多い
2 遺伝子ワクチンで活性化した免疫系は自己細胞を攻撃する(自己免疫病)
 肝臓、卵巣、血管、神経、肺、心臓、脳等を攻撃する可能性がある
3 ウイルスは血栓を起こすがワクチンが作るスパイクタンパク質でも同様の障害が起こる
4 コロナウイルスは食細胞マクロファージに耐性があるためワクチンが効くとは限らない
5 コロナウイルスに抗体を持つ人はコロナウイルスにかかりやすくなる
 また感染した場合ウイルスの症状が暴走しやすくなる可能性がある
6 スパイクタンパク質自体が毒でスパイクタンパク質はDNA修復を阻害し癌をもたらす
7 ワクチン接種者がスパイクタンパクを周りにまき散らすシェディングの可能性がある

以上は様々なデータや情報から私の思考を記した。
全ては私の個人的な空想世界の話。
私個人はワクチン接種懐疑者。
しかしワクチン接種信奉者の感情も理解する。
全ては「サピエンス全史」で述べる虚構の世界。
各人が何を信じ何に期待するかは全て想像の世界。
真実は神のみぞ知る…

※追記 [R4.4.22]
柳生博さんが4月16日に死去された。
・日刊スポーツ記事 『柳生博さんが死去、85歳』
死因は老衰。
柳生さんは「八ヶ岳倶楽部」オーナー。
倶楽部によると今年も元気だったとの事。
今年元気だった人は通常老衰で亡くならない。
死因は医者が判断する。
一般医者なら心臓病、腎臓病等の診断をすると思う。
入院せずに家族と在宅医に見守られた。

コロナ感染後に死ねば全てコロナ死扱いになる。
一方でワクチン接種後に死んでも因果関係不明。
今まで千人以上死んだがワクチン因果不明扱い。
千人とは公式発表分で実態は更に多いとされる。

コロナで死ぬ人は高齢者や持病のある人が多い。
元来身体の弱い箇所にコロナがトドメを刺す。
ワクチン接種後に死ぬ場合も似ているのでは?
身体の弱い部分にワクチンが悪さする事を疑う。
又は免疫の個人差とワクチンの相性等の問題。

コロナ死でもワクチン死でも複合要因と思う。
それがコロナの場合はコロナ死になる。
ワクチンの場合は因果関係不明となる。
フェアな判定だとはとても思えない。

同様にワクチン接種で効果がある人もいる。
一方でワクチン接種で体調激変する人もいる。
全ては人それぞれで異なる。
それを一律で「白か黒か」判定する事が無理。

ワクチンとは人間を守るためにあるはず。
それが人間に害を及ぼす可能性が指摘される。
ワクチンを勧めるのならば真摯な説明が必要。
それなのに多くの疑問に真摯に答えていない。

過激な発言で有名な漫画家「小林よしのり」。
彼はワクチン反対派として多くの疑問を提示。
彼はワクチン推進派に対し討論を呼び掛けた。
討論会にかかる経費は全て小林が負担すると。
ところが呼び掛けした医者は全て断った。
これがワクチン推進派のする事だろうか。
疑問には真剣に答えるのが義務だと思う。
与党政治家らと同様に真剣な議論には応じない。

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コメント

  1. appleberry より:

    「コロナ予備費12兆円、使途9割追えず」というニュースに接し、コロナコロナと言えば、みんなが不安がり、予算をどんどん出してくれる。その予算を、ちょっとばかり。。。なんてことをやっている人がいるんじゃないだろうか。だからいつまでも不安をあおっているのではないだろうか。そんなよこしまなことも考えてしまう自分がいます。
     第○波なんて、ウイルスは変異し続けるのですから、やってくるのはしかたのないことだと思います。いったいいつまでそれに付き合わされるのか。おびえながら何十年も暮らしていくなんて、私にはできません。何しろ、やりたいことが山ほどあるのですから。
     普通の生活をすることは悪みたいな視線をやめてほしい日々です。

    • takenamik1 より:

      appleberryさん、コメントありがとうございます。
      中国・上海の1か月以上続くロックダウンに比べたら日本は良い方なのかしら?
      一方で日本では既に2年以上マスク生活が続いています。
      私は92歳の母親と青森市内の温泉銭湯に週1回10年以上通っています。
      2年前のコロナ流行後は温泉銭湯の職員はマスク等感染予防対策をしていましたが入浴客にはマスクは強制せず大声会話の自粛等の緩めの感染予防対策でした。
      ところが1か月余り前に青森で感染者が急増した頃から玄関口でのマスク着用と検温が半強制で行われる様になりました。
      温泉内ではマスクをせず入浴しており休憩室でマスク着用する事との差がどれほどあるのか疑問に感じますが「郷に入れば郷に従え」の気持ちで遵守しております。
      最近海外で原因不明の小児急性肝炎が急増中で免疫力低下が一因と言われています。
      専門家によると、子どもたちがロックダウンやマスクなどの影響でウイルスに触れられなかったことで免疫力が低下し、重症化している可能性があるということです。
      テレ朝ニュースサイト

       欧米を中心に確認されている原因不明の子どもの急性肝炎について、新型コロナのロックダウンによる子どもの免疫力低下が一因として指摘されています。  ノッティンガム大学、ウィル・アーヴィング教授:「子どもたちがかかるべき感染症にさらされてきませんでした。2年間のロックダウンによって私たちの免疫力はとても危険な状態になって...
      より
      未だ真相は分かりませんし、マスクは直接的な原因ではないかもしれません。
      それでも今のコロナ対策は人間が本来持っている自己防衛力を弱めている様に個人的には感じています。
      しかし町中を見渡すと以前はマスクをしていない学校帰りの生徒達が結構いましたが最近はマスクをした生徒が以前より多い様に思います。
      日本独特の周囲との同調圧力が依然として根深いのかなと感じます。
      コロナを怖れて命を最優先にしたいと感じる人の気持ちを私は理解するつもりです。
      一方で既に2年以上たちコロナの危険性がインフルエンザ等と多少差はあっても大差はないとほぼ見えてきた様に思われるのに旧来の対策をそのまま続ける事に大きな疑問を感じます。
      各人がコロナをどれだけ怖れるかで対策も各人が個別に考える様になっていい頃と思います。
      そのためにも政治家と専門家が(賛否両論の双方が混じって)大いに議論したらいいと思うのですが、製薬会社や一部の既得権益者(お金を得ている専門家)がそれを阻んでいるのかもしれません。
      人はこういう発言を「陰謀論」として扱うのかもしれません。
      私も間もなく65歳になり自分の後始末を考える年頃なので今更誰から非難されても覚悟しておりますが。
      未だ人生の先が長いと思われるappleberryさんは無理せず丁度良い按配で社会生活される事をお祈りします。
      とりあえず今は旅行も余り制限されない様なので有意義な旅ができる事を祈ります。
      私も近いうちに少し長めの旅に出かける予定をしております。
      お互い健康に気をつけ人生を楽しみましょう!