身体と水の濃密な関係

W杯サッカー日本チームが歴史的勝利しました。
後半の戦略転換の賭けが功を奏した様です。
何か事を成す時には勇気ある賭けも大切です。
失敗と練習の継続が勇気ある賭けに繋がりました。
※ 参考 ダイヤモンドonline-「準備したぶっつけ本番」

前回記事で健康と血液の関係を書きました。
運動と食事が血液を通して健康に影響します。
健康と水に関しても以前から様々経験しました。
最近も新たに体感する出来事がありました。
水分摂取不足は身体の各所に影響が出ます。
数年前から最近にかけての私の体験談です。

1 私の身体と水の関わり
私は少年期から汗かき体質が続いた。
退職後の自転車日本一周で汗かき量は少し減少。
その後百名山旅行で更に汗かき量は中程度減少。
現在は標準程度の汗かき体質だと思われる。
一方で水分摂取量は特別多い訳では無いと思う。
発汗したら水分補給する程で平均並みと思う。
ただ胃腸がチャプチャプ音する体質は昔から継続。

50歳代になった頃から頻尿傾向が現れ始めた。
また50代前後から夜間の尿意起床も出始めた。
頻尿も夜間尿意も高齢化で仕方ないと諦めた。
これらは自転車旅行では大きな問題でなかった。
しかし登山旅行では問題が大きくなる。
頻尿も夜間尿意も身体の水分量減少の大要因。
失われた水分は必ず補給しなければならない。

登山旅行時は水分確保が困難な場合もある。
そこで登山時の飲水節約限度の人体実験を試みた。
その結果節水は結構出来る事を発見できた。
更に節水効果で発汗抑制も実感できた。
百名山旅の後半では節水登山を心掛けた。
節水は身体に悪い事では無いと感じていた。
しかしその後に転機が訪れた。

2 水に関する自覚(意識)の変遷
私は元来汗かきで暑がりでしかも冷え性体質。
水分摂取も冷え性に繋がる。
60歳前までは私は水分摂取過多と思っていた。
多汗症や腹水(腹チャプチャプ)も水分過多と思った。
多量飲水の身体冷却で体調悪化要因との認識もある。
また大量飲水大会で死亡したニュースなどもあった。
日中や夜間の頻尿傾向も水分過多が一因と考えた。
60歳前には水分摂取抑制の人体実験をした。
ところが水分摂取抑制で酷い体調不良を経験する。
水分抑制中強烈な目眩を経験し水を飲んだら回復。
※ 参考 『運動と健康の相関関係』

この体験以来飲水と健康の関係を考え直した。
水分摂取過多は良くないが水分摂取削減も危険。
現在は意識的に水分摂取を多めにしている。
高齢化と共に水不足感覚が徐々に衰え始めた。
知らぬ間に水分摂取不足している事が多いと自覚。

3 水不足要因と思われる健康障害
(1) 目眩(めまい) H28.7
百名山登山旅行最終3年目に3泊4日縦走を計画した。
計画には水不足が心配される区間も含まれていた。
このため水不足で耐えられる限度の事前実験した。
すると実験数日後に突然強烈な目眩に襲われた。
最初は原因不明だったが結果的には水不足と判明。
水を十分摂取する事で目眩は完全に沈静化した。

(2) 膝痛・足痛 R1.8 etc
R1年に熊野古道と大峰奥駈道縦走時に足痛が発生。
熊野古道の時に大腿部軽痛があり飲水で痛み消失。
大峰奥駈の時は膝が激痛し縦走途中でリタイヤ。
ところが縦走中止し下山中の水場で飲水し膝回復。
この他R4.3の里山歩き、R4.10の岩木山登山も同様。
登山中に膝痛が発生したが大量飲水で痛みが消失。
多くの接骨院等で膝痛に水摂取を勧める記事もある
※ 参考 『膝関節症の改善』

(3) 身体麻痺 R4.1
屋根雪下し&片付けで8時間作業後休憩中に身体麻痺。
最初は会話時の口回りに違和感、その後身体が硬直。
この時も最終的には飲水する事で回復した。

(4) 緑内障疑惑 R2.8
年1回受検する定期健康診断でR2年に緑内障の疑い。
健康診断に行く前に目に少し違和感を感じていた。
その後に眼科で精密検査を受けたが異常なし診断。
その後も軽度の違和感を2~3度感じた事がある。
そして違和感があった後に飲水すると違和感が消える。
健康診断で緑内障疑いのあった前日は夜から飲水禁止。
健康検査に行く前には喉の乾きを強く感じていた。
緑内障は眼中の水分過多で眼圧上昇が主原因と言われる。
ならば水分摂取は少ない方が良い様に思われる。
緑内障では水過多より水不足が良いとの記事もある。
※ 参考 『緑内障について-もりや眼科』
しかし私は水分過小が目の異常要因と感じる事が多い。
即断は危険だが私個人の実感は多めの飲水を心掛ける。

(5) 皮膚炎
今年で5年目になる皮膚炎は相当改善している。
夏場を中心に皮膚炎の悪影響はほとんど感じない。
一方で11月頃から少しずつ皮膚炎の兆候が現れ出す。
夏場は良好でも冬場に少し悪化するのは気象要因と思う。
冬場は気温低下と乾燥が皮膚に悪影響を及ぼす。
気温低下は新陳代謝低下、乾燥は皮膚保湿低下に繋がる。
そして新陳代謝、保湿共に身体の水分が大きく関わる。
振り返れば最初の皮膚炎発症も晩秋でその後毎年同じ繰返し。

4 まとめ
つい最近も萩本欽一が脱水症状で救急搬送された。
医者から勧められた飲水を行いその後体調は回復した。
※ 参考 TBSニュース-「萩本欽一、救急搬送」
高齢者は水不足に鈍感になり易いと私も切実に実感する。
私が前記した様々な症状は高齢によくある症状だと思う。

バドマンゲリジ博士は自著「病気を治す飲水法」で力説する。
・関節痛、高血圧、癌、心臓病、腰痛、潰瘍、アレルギーや喘息等の病
・全てが体細胞の内外の決定的水不足による代謝障害が原因
※ 参考 楽天ブックス-「病気を治す飲水法」
他、Amazon等にも飲水で治った感謝コメント等が多数有

私自身は水だけで全て解決するとは思っていない。
私自身が患う皮膚炎でも水の他に季節や食事も関係する。
食事ではピーナッツ摂取過多がニッケル過多を招いてしまう。
ただ水は非常に重要な要因の一つと思っている。
後は飲水の量がどれぐらいなら適当なのかという事。
喉の渇きを目安にした場合は水不足に陥り易いと思われる。
バドマンゲリジ氏は「2~3時間毎にコップ1杯」を最低目安とする。

私自身は水不足で多くの失敗経験をしてきた。
しかし今でも相変わらず未だ失敗を続けている。
自分で人体実験して失敗した事も既に忘れかけたりする。
萩本欽一氏も普段から医師に飲水不足を指摘されていた様だ。
歳を取る事は忘却する事と同一なのかもしれない。
これからも失敗経験を繰り返し身に浸み込ませるしかない。
日本サッカーも多くの失敗を経て進化を遂げたではないか。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. appleberry より:

    水の問題は、常に悩みの種です。ないと困るし、持ちすぎれば重さでバテてしまいます。トイレの心配のあまり、控えすぎてしまって、足にけいれんがでてしまったことも何度もあります。この先、水が確保できるのか、キャンプ予定の場所には、水はあるのかな?マップには沢があるけど、行ってみたら枯れていたことも。きっとこれからも悩み続けるのだろうなあと、思っています。なかなかいい解決策は、ないものですね。

  2. takenamik1 より:

    appleberryさん、コメントありがとうございます。
    私も足けいれんは時々経験します。
    大抵は水不足が大きい要因で他にビタミン不足等が絡む事もある様に感じます。
    トイレ問題も水の確保場所の問題も当人にとっては常に切実問題です。
    私の場合はトイレの無い野外で用足しが切迫した時は場所を探し何とか処理します。
    トイレに関しては男性より女性の方が更に切実だと推測します。
    四国遍路では女性の歩き遍路も結構多く見かけますが本当に感服します。
    登山では水を枯渇させた登山者に水を分け与えた事もあります。
    屋外の水を飲用に利用して腹を下した事も4~5回経験しています。
    水の事はこれからも悩みや失敗をしながら付き合っていくのかなと思います。