天気 晴、一時霧
少しでも涼しい内に出発しようと朝4時に出発。
未だ薄暗いためヘッドランプを付けて出発。
今日予定の歩行距離が長いことも早朝出発要因。
心配なのは前半戦の朳差(エブリサシ)岳まで水場がないこと。
水分補給はしつつも水分節約もするという相反することに気を配る。
体力消耗を極力少なくするためゆっくりペースの維持を心掛ける。
カモス峰という所まで急登が続く。
日が昇るにつれ今日も気温上昇が大きくなる。
今日も朝から出会い無し。朳差岳までは誰とも会わない。
予定を1時間早めて出発し山頂到着は予定より1時間遅れ。
登山時間では予定を2時間超過。標準約8時間の所を7時間で登頂。
朳差岳とその周辺は見晴らし良好だが時間的余裕がない。
今日の目的地は梅花皮(カイラギ)小屋の先の御西小屋まで。
しかし大日岳に登りたいため無理を承知で立てた計画。
今日の様な疲労消耗登山は想定外なので朳差岳登頂時点で大日は断念。
最初立てた目標は梅花皮小屋だったので原点に戻ることにした。
1小屋目・朳差小屋では横になり休んでいる女性登山者と出会う。
もう一人の相方が水汲みに行っているとのこと。
水場は結構下った場所にある。私はパスする。
女性登山者は胎内登山口から入山したとのこと。
本日初めて出会った人。
2小屋目・頼母木小屋に着いた時、大水量の水を目にして生き返る。
冷たく美味しい水をガブ飲み後、腕や首に水をかけて冷やす。
水補給一段落後に小屋を見ると管理人が背を向け横になっている。
扉には「気軽に声をかけて」の掛札がある。
休んでいるのに起こすことに気が引けて躊躇し結局声かけはせず。
水場に「水は頼母木山からパイプ引水」表示と寄付金箱があり200円寄付。
3小屋目・門内小屋の時は、水場は小屋の手前登山道にある少量の融雪水。
小屋の前に管理人がいたため立ち話をする。
例年であれば別の場所の水場を使うのだが今年は雪解けが遅く利用できない。
止むを得ず現在の少量の雪解け水を水場としている。
この話を聞き民宿佐藤三右衛門女将の鶴岡櫛引地区の異常低温の話を思い出す。
山麓では農業が気温の影響を受け、山では雪解け水供給や雪渓の状況に影響がある。
青森では低温での問題発生はないが東北南部方面は今現在悪影響を受けている。
朳差岳以降は緩い稜線歩きと相応のアップダウン道の繰り返し。
暑さで疲労感・体力消耗感は相応にある。
体力温存のためペースを落としたか又は疲労で遅いペースなのか。微妙。
計画より時間を要している。
朳差岳、大石山、地神山、門内岳、北股岳は休憩込で標準タイム通り歩く。
最終地の梅花皮小屋まで朳差から約7時間、計画の2時間遅れで到着。
梅花皮小屋でテント泊の申し込みをする。今日の宿泊者は私1人。
管理人さんからは安全上は小屋泊を勧めている話を受ける。
稜線上の場所のため強風になることもあるらしい。
朝日連峰は全ての小屋がテント禁止だが飯豊連峰は多くの小屋がテントOK。
ただし話の印象としては将来的にはテントが禁止されそうに感じる。
テント場はブヨが多過ぎて早々にテント内に避難し早めに就寝した。
この日の出会い登山者は朳差小屋のほかに門内で単独登山者1人。
左手に頼母木小屋、右奥に朳差岳と小屋
(頼母木山で縦走路を振り返る)
右手に北股岳、中央鞍部に梅花皮小屋
(門内小屋手前からの眺望)
梅花皮岳、烏帽子岳、その奥が飯豊本山、右端に大日岳
中央に御西小屋が微小(北股岳山頂直下から眺望)
04:00 東俣彫刻公園・発
05:20 林道終点登山口
10:55 朳差岳 (10分休憩)
13:15 頼母木小屋 (20分休憩)
16:25 門内小屋 (5分休憩)
17:30 北股岳 (5分休憩)
18:10 梅花皮小屋・着
歩行時間 13時間30分
歩行距離 23km