金属アレルギーと食物アレルギー

久しぶりのブログ記事の投稿です。

5月1日から新元号は「令和」に決定した。
できれば新元号の時代を新鮮な気持ちで迎えたいもの。
だが私は平成の負債を引きずって新元号を迎えることになりそう。
1年以上前に発症した皮膚炎が未だ治らない。

【昨年2月~現在までの経過】
昨年2月に身体に痒みと湿疹炎症を発症した。
1か月前から使い始めた入浴剤の硫黄が原因と最初は疑った。
そのうち治るだろうと4月には東日本北上徒歩旅に出発した。
しかし症状は改善せず、旅から帰宅後に皮膚科で受診する。
「自家感作性皮膚炎」診断を受け塗り薬と飲み薬で治療する。
5~7月迄治療継続しある程度改善した後、青森一周徒歩旅に出発。
病院通いは中止して徒歩旅を1か月弱続ける。
旅行中は身体もある程度良好に感じていた。
旅行から帰宅し暫くしてから再び痒みと湿疹の症状が現れ始めた。
それでも病院には行かず経過を見たが症状は悪化した。
12月に我慢の限界に達し以前と違う病院で受診する。
2週間ほど検査を繰り返して出た診断結果は「金属アレルギー」。
金属の「ニッケル」と「水銀」に強いアレルギー反応が出たとのこと。

金属アレルギーは主に金属を身につけた局所に発症する場合が多い。
例えば時計やベルト、イヤリング等で身体接触部への発症例が多い。
しかし近年は歯科治療時の歯の詰め物由来や食物による発症も増えている。
金属アレルギーの場合薬で症状は緩和しても原因を除去しないと完治は難しい。
そして原因は「自分の生活を振り返る」ことをしないと発見は困難だ。

先ず疑ったのは発症時期が歯科治療中だったため治療歯が原因と考えた。
ただ現在歯科治療に水銀は使われないため昔の治療歯の影響が考えられる。
しかし症状の現れ方に強弱があり歯科治療の影響と考えるには疑問が残る。
また仮に治療歯が原因の場合「昔の治療歯の名残の水銀」を取り除く必要がある。
私の歯は20本以上治療歯のため、全て取り除くとなれば総入れ歯の覚悟が要る。
取りあえず治療歯水銀を原因と考えるのは後回し、最終手段とすることにした。
参考:治療歯と水銀(※1)
参考:食事と水銀(※1)

次にニッケルについて、身につけるニッケルには思い当たる節はなかった。
医者からは色々な食物にもニッケルが含まれていることを聞いていた。
調べてみると豆類やチョコレートにニッケルが多いらしい。
実は登山旅行、特に縦走登山時に豆類は重宝する食料として常に携帯した。
更に徒歩旅行時の行動食(歩行食)としてナッツ類で栄養補給していた。
登山や徒歩旅行では、軽くて、腐らず、栄養価の高いナッツは非常に役立った。
旅行の延長で普段の生活時もナッツはおやつの役目を担った。
更に昨年11月「あさイチ」で高カカオチョコが身体に良いと紹介された。
11月のナッツとチョコの摂取量増加と炎症悪化が関連した様に思われた。

一方でニッケルは全ての食物に多寡の差はあるが必ず含まれている(※2)。
日常食の納豆や海苔やお茶にも割と多めに含まれている。
ニッケルの摂取を完全に絶つことはできない。
そのため嗜好性の強い「ナッツ、栗、チョコ、茶」等を絶つことにした。
1月から塗り薬と飲み薬を服用しつつナッツ等の摂取を控えた。
その結果、以前より痒みは相当軽減し新たな湿疹の発症も減った。
途中で意図的にナッツ・チョコ摂取実験をすると痒みが増すように感じた。
このため食物中のニッケルが痒み湿疹の原因との疑念は強いと思われる。
しかし未だに不安点や疑問点が残っていた。

【不安点】
第一に「ニッケルがアレルギー原因」だとしたら完治するのだろうか?
全ての食品にニッケルが多かれ少なかれ含まれるためニッケル摂取は不可避。
食品毎のニッケル含有量も分からないため自分のニッケル許容量が分からない。
更にニッケルはミネラルとして身体維持上必要な可能性があるらしい。
一方で食事から摂取したミネラルの9割以上は小大便として排出されるという。
飲水の量を増やすと痒みが和らぐ様に感じられることは多少希望が持てる。
何れにしても今後の治療の方向性が見通せない。

【疑問点】
第二に「日々の中で時々痒みが増す」症状が有るが、その原因が分からない。
夏場の旅行中からずっと感じ続けているのが痒みが増す時と和らぐ時がある。
更に痒みは一時的に増して収まる時もあれば痒みから湿疹に悪化する時もある。
つい先日にはヨーグルトを食べて急に痒みを感じだ時があった。
ヨーグルトはアレルギー改善に良いと情報があり(※3)最近多めに食べている。
一方でヨーグルト自体がアレルギー原因(※3)になる場合もある。

【不安点】
私の皮膚炎は非常に治りにくいタイプの症状との疑いが強いと推測される。
皮膚アレルギーに関する本「Dr.菊池の金属アレルギー診察室」の中の記述。
「局所性アレルギーと違って、全身性金属アレルギーは治りにくく厄介」(P39)
「体幹の多形紅斑タイプ:
 腰の周り、大腿部、肩甲骨の周囲等に消え難い直径約1~5cmの紅斑ができる。
 時間が経つにつれて色が黒みがかってくる傾向があり、いろいろな形を呈する。
 このタイプの発疹はステロイドを外用してもなかなか治らない。
 たとえ治療によって一旦消えても別の場所に新しくできたり再発したりする。
 さらにかゆみも非常に強いことも特徴。
 多形紅斑タイプは他のタイプに比べ、年配の方に生じる頻度が高い。」(P45)
 (原文の意を損なわない範囲で私の文責で要約記述した)
ほとんどの記述が私の症状に一致していると思われる。
そして自己感覚だが痒みの原因が3種類に分かれている様に感じられる。
No1要因:ニッケルを起因とする痒み反応
No2要因:過去に出来た紅斑湿疹から発生する痒み反応
No3要因:ヒスタミンが出来やすい体質変化による食物への過敏反応

現時点では皮膚炎症とアレルギー体質への有効対策が見い出せていない。
様々な試行錯誤をして自分に一番良い状態を見つけるしかないと思う。
そこで今年から来年にかけて「徒歩旅実験」での身体改善に挑戦したい。
身体の体質改善の狙いは
1、身体の新陳代謝の活性化で皮膚再生力の活性化の期待。
2、旅の食料が運動に使われることで食物アレルギー残留要因の軽減。
3、旅行中の食事と身体を意識することで身体に合う物を探す。

ということで今年の最初の徒歩旅は5月から計画しています。
徒歩旅前に自分の病気に関連して調べた事を少しまとめたいと思います。
予定としては、
1、蛋白質とミネラルと身体の関係
2、相関関係と因果関係
3、脳と身体
4、人間と反省(予測と失敗)
と言う様な主題で今月中に投稿する予定ですが、果たして…

【参考情報】
※1
お口に潜む水銀化合物の危険性
http://www.ginza-dental.com/metal_allergy/amalgam.html

水銀については「NHKあさイチ」で大吉さんの爪から基準値超えの値が出ていた。
水銀と言えば水俣病が有名。また昔は体温名に水銀が使われていた。
水銀は有毒で少しでも身体に入ると悪いという印象があったがそうではないらしい。
大吉さんの場合はマグロが大好物でよく食べるためマグロの水銀を過剰摂取したらしい。
一般的に大型の魚には水銀が多く含まれるため多量摂取は控えた方が良い。
「あさイチ」爪と健康の関係
https://yonta64.hatenablog.com/entry/asaichi/2018-1029-tume
魚介類・鯨類の水銀についてのQ&A
https://jccu.coop/food-safety/qa/qa02_02.html

※2
「ニッケルを多く含む食品」~金属アレルギー.comサイト~
http://metal-allergie.com/?p=20

※3
アレルギー症状を抑える効果に期待! オススメの食べ物7選
https://www.excite.co.jp/news/article/zuuonline_115236/
油断できない 大人のフードアレルギー
https://www.sawai.co.jp/kenko-suishinka/theme/201508.html

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