遍路旅12日目・古岩屋荘~道駅内子

5月20日(月)・遍路12日目
天気 雨(最高気温22℃)

05:40 古岩屋荘前・発
06:35 45番岩屋寺
10:05 44番大寶寺
19:25 道の駅内子・着

昨夜は風の音や雨の音が気になったが少しは眠れた。
3時頃に目覚めた時も少し雨の音と風の音がする。
今日は長距離歩行計画で厳しい日程。
しかし最初の岩屋寺まで徒歩1時間なので早出しても仕方ない。

5時40分に雨合羽を着用しザックは置いて出発。
3kmを55分で歩き6時35分に45番岩屋寺に到着。
私の到着と前後して夫婦と男お遍路の計3人が参拝。
7時5分に納経を終え7時40分に古岩屋休憩所に戻る。

明け方の小雨は小康状態。隠し置いたザックに雨合羽は収納。
7時50分にザックを再び背負い古岩屋を出発。
9時40分に峠御堂トンネル地点に着く。
ここからトンネル通過コースもあるが遍路道の峠越えを選択。
峠道を5分ほど登ると男性お遍路と出会う。

この峠道で間違いないかと尋ねられて少し立ち話をする。
横浜から来た人で7年振りのお遍路旅だとの事。
彼も過去に逆打ちをやった事があるが大変だった思い出話。
年齢を重ねて昔の様に身体が動かなく今は腰や膝が痛い状態。
お大師さんが無理しない方が良いと身体を通じて説教していると感じる。
「無理せず頑張って」?とエールを送ってお別れする。

10時過ぎに44番大寶寺に到着。
大寶寺は四国88箇所の中間の44番目で別名「へそ寺」。
人間の「へそ」が身体の中間にあることからの命名。
大寶寺で納経している時に雨が再び降り始めてくる。
再度雨合羽を着用する。

大宝寺から鴇田峠を越えて内子町に向かう
途中で外人お遍路さんや30人ぐらいの団体歩きお遍路さんと出会う。
歩き遍路で大人数の団体は珍しいと思う。
登山でも団体での行動はペース維持が大変。

雨合羽を着ると徐々に雨は弱くなる。
雨が少ないのに雨合羽を着ていると蒸れて不快指数が増す。
今日2度目の雨合羽を仕舞う。
雨合羽を仕舞って1時間ほどするとまた雨がポツポツし出す。
今度は少々の雨でも雨合羽は着ないぞを心中で呟く。
しかし徐々に雨が強くなってくる。
でも雨はまた弱まるだろうと雨合羽の着用を我慢。
しかし雨はなかなか弱まらず寧ろ徐々に強まってくる。

結局相当雨に濡れた18時過ぎに今日3度目の雨合羽着用。
雨は更に強さを増す。
今日は途中コンビニで食料調達し最終目的地は内子運動公園。
しかし雨が土砂降りになり周囲の景色も暗さを増す。

19時25分に道の駅内子に着く。
ここから更にコンビニに寄り運動公園に着くまでは30分以上かかる。
土砂降りの中これ以上行動する気力はもう無い。
道の駅で野宿することに決定。

道の駅には先客が1人いて野宿の心得情報を教えてもらう。
道の駅の店員で最も早い人は6時に来るらしい。
出発はそれより早い方が良いとの事。
私は明日も時間的に厳しい計画で夜明け前出発のため問題無い。
晩飯は昨日に引き続き手持ちの保存食品で急場しのぎ。

食事【朝昼】アルファ五目飯、レトルト煮魚、野菜、ソイジョイ 【夕】玉子かゆ、レトルト煮魚、野菜

歩行時間 11:30
歩行距離 54km
末尾には(旧)ルートラボと(新)Ridesのルート図を併載しました。

夜明けの古岩屋荘隣の休憩所
岩屋寺の麓の町
45番・岩屋寺の本堂と岩窟修行場(梯子登りを体験)
奇岩・古岩屋の写真スポット(2000年前の地層)
峠御堂トンネルと左脇の遍路道
44番・大宝寺の本堂
雨の大宝寺山門「菅生山」(「菅」が面白い)
14時に休憩所で一休み、2度目の雨合羽脱ぐ
内子町を目指し田渡川沿いを歩く
18時20分、内子町の無料遍路宿を通過
無料遍路宿内部の様子(広い)
18時25分「長岡山トンネル」通過時に3度目の雨合羽着用


四国遍路12日目ルート図(ルートラボ版)


四国遍路12日目ルート図(Rides版)

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