四国遍路旅 9日目 R4.5.23 (高知 28～29)

四国遍路旅 9日目

令和４年５月２３日(月) 道の駅大山～一宮墓地公園
天気晴のち薄曇り　気温 16～28℃

1.旅の時間経過･距離

03時10分起床
05時20分道の駅大山･発
05時55分伊尾木洞　　　(見学休10分)
09時20分琴ヶ浜　　　　(軽食休25分)
11時02分道の駅やす　　(食事休45分)
13時35分 28番･大日寺　 (20分)
16時05分 29番･國分寺　 (25分)
17時15分ﾛｰｿﾝ高知大病院(買物15分)
18時10分一宮墓地公園･着

歩行距離 47km
歩行時間 10時間30分(休140分除く)
[上り標高計520m/下り標高計480m]

2.遍路道の概要

この日のルートは大半が舗装道の歩行。
また緩やかな登り下りはあるが急登はない。
安芸漁港～琴ヶ浜～道の駅やすは自転車道。
全て自転車道ではなく所々で一般道と合流。
また今回は各種工事のため迂回に遭遇。
海岸養浜や自動車道工事のためとの事。
ﾛｰｿﾝ高知大病院店への遍路道が多少分かり難い。

3.出会い

昨日は神峯寺の途中でお遍路さんと出会った。
同じ人と２度出会い２度目の際は少し驚いた。
１度目は私を追い越す時に挨拶して追い越した。
所が２度目も私を再度追い越しする際に会った。
私が怪訝顔をすると宿に荷物を預かって来たとの事。
そういえば私も前の日に同じ行動をしていた。

本日はお遍路さんでなく一般人との出会い２種。
１つ目は10時前に琴ヶ浜で高齢夫婦と出会い。
少し歩行に困難を抱える婦人が私に声を掛けた。
女「お遍路お疲れ様。どちらから来たの？」
私「青森から来ました」
女「青森は歌手の吉幾三の故郷ですね」
女「美空ひばりのリンゴの唄もいいですね」
私「リンゴ追分とか青森の歌がありますね」
女「青森は良い所ですね」

２つ目は12時過に香南市旧市街で初老男性と出会い。
男「お遍路さんだね。どこから来たの？」
私「青森から来ました」
男「俺は昨年青森の恐山に旅行に行った」
男「青森は有名な作家が多い。太宰治や寺山修司」
男「でも個人的に暗い話を書く作家は余り好かない」
男「石坂洋次郎は明るい小説を書くから好きだ」
私「忍ぶ川とか小説ありますね」
男「忍ぶ川は三浦哲郎だろう」
私「失礼しました。青い山脈ですね」
男「青森は吉幾三や伊沢八郎も出ているね」
男「三浦哲郎の八戸は大島理森衆院議長の出身だね」
男「青森は他にも三浦雅士とか出身だよね」
私「青森に本当にお詳しいんですね」
男「それじゃお遍路頑張って」

青森から遠く離れた南国で北国青森の話をする。
青森に関心を持つ人と会える事は嬉しい。

4.出来事や感想

道の駅大山を出発し約30分後に伊尾木洞の看板。
遍路道から2分ほど脇道に入った所にある。
すぐ近くにあるのなら寄り道してみる事に。
縦横共に3mほど奥行は40mほどの洞窟。
市街地近くにこんな洞窟がある事に小感動。
この時にトイレに行きたくなった。
洞窟から遍路道方向に戻ると観光案内所が見える。
観光案内所に併設されてトイレもあった。
ナイスタイミングでトイレを利用する。

伊尾木川、安芸川の2つの橋を越え旧道へ進む。
7時前の安芸駅そば旧道の閑静な雰囲気が良い。
7時過ぎに国道55号と合流すると車の往来が急増。
道幅が狭く歩道のない路側帯歩きは少し不快。
すると海沿い側に自転車道が見えた。
喜んで自転車道の方に方向転換する。
その後工事中で2～3度自転車道が通行止め。
ガッカリして国道に戻り再度自転車道の繰り返し。

この日も天気が良く徐々に気温が上昇する。
日陰のない自転車道歩きが辛くなると丁度木陰が出現。
自転車道の出現や木陰の出現等、運の良い日。
それでも暑さは徐々にキツくなり琴ヶ浜で小休憩。
25分休憩し歩行再開後1時間半歩き道の駅やす到着。
ここでもやはり暑さ回避で食事休憩する。
足のケアも含めてタップリ45分休憩する。

午前中だけで1時間以上休んでしまい流石に焦る。
その後は暑さに耐えひたすら目的地の寺を目指す。
13時半に大日寺。16時に國分寺。
どちらもほぼ予定どおり納経を終えノルマ達成。

後は昨日同様に食料を調達し野宿地を目指す。
食料は高知大病院に併設されたコンビニ。
高知市内に入ったが郊外のため店が少ない。
遍路道中の近くではここしか店がなかった。
食料を調達後は野宿地の一宮墓地公園に向かう。
こちらも3年前の遍路旅で利用した野宿地。
3年前も感じたが今回も人が少なく野宿適地。
昨夕方と同じ様に夕日の沈む景色を暫し堪能。
後は夕食で栄養を十分補充し睡眠で身体を十分補修。

5.写真記録

道の駅大山の出発時風景