四国遍路旅 18日目
令和4年6月1日(水) 肱川~内子
天気 曇り時々晴 気温 15~27℃
1.旅の時間経過・距離
03時20分 起床
05時20分 肱川源流の里小屋49・発
06時26分 公衆トイレ (8分)
08時35分 十夜ヶ橋 (15分)
09時43分 休憩所・神南堂 (休12分)
11時00分 フジ内子店 (買い物50分)
13時52分 大瀬消防詰所 (休25分)
16時40分 上田渡 (休10分)
17時50分 内子町山間道路脇・着
歩行距離 48km
歩行時間 10時間30分(休120分除く)
[上り標高計1370m/下り標高計1320m]
2.遍路道の概要
出発後は先ず鳥坂トンネルを通る。
出発からトンネル出口までの高低差は100m。
その後はずっと下り道が大洲市街地まで続く。
大洲市の中心街は平坦路の歩行が続く。
大洲市郊外の神南堂から緩い登り道になる。
一部で草むら道を通過後は運動公園に抜ける。
運動公園に出た後は下り道で内子町内に入る。
内子町内以降は野宿地までずっと緩い登りが続く。
3.出来事や感想
昨夜はグッスリとは眠れなかった。
車の通行量は多くないが通行する大半が大型車。
坂道を登る大型車はエンジン音が結構響く。
安眠は無理だったがウトウト寝はした。
今朝の天気は濃い霧。
テントは大半が屋根の下にあり濡れなかった。
1割ほど屋根をはみ出した部分はビショ濡れ。
出発時は霧雨でないため雨合羽は着用せず。
今日は寺参拝が無く歩行専念の一日。
出発して1時間後に公衆トイレに立ち寄る。
最近は朝早い時間に排便があり快腸。
大洲市の民家沿いを歩いたのは7時過ぎ。
丁度小学生の通学時間で集団登校している。
リーダーがいて更に保護者(らしき人)も同伴。
そして遠くでは家族と思われる人々が見守る。
毎日続けているのかと思い感心して眺める。
その後大洲市内の「おはなはん通り」を通過する。
私が9歳時に爆発的人気のあったNHK朝ドラ。
私はドラマを見た記憶は無いが主題歌が耳に残る。
「いつでも明るく……」
更に東京ラブストーリーのロケ地も通る。
こちらのドラマも私は見ていない。
でも大洲市の風情のある街並み歩行が嬉しい。
大洲市の中心街近くには十夜ヶ橋がある。
ここは弘法大師が野宿した場所として有名。
当時の野宿地の面影は一切なく想像するだけ。
昔の野宿は今の野宿の数倍も困難が多かったろう。
歩き野宿遍路人としては特別な感慨に浸る場所。
私が立ち寄った時は2人ほど読経していた。
大洲市から雑木林の遍路道を通り内子町に入る。
ここのスーパーを逃すとこの先適当な店はない。
スーパーで今夜と明朝の食料を調達する。
暑さと疲労と店内の広さで50分ほど店に滞在。
この日も日陰の少ない道歩きが続く。
スーパーを出て2時間ほど歩きまた身体が辛い。
日陰と水を求めていた時に消防分署の日陰発見。
建物脇に水道もあり無断でお接待を頂戴する。
更に2時間半ほど進み上田渡でも一休みする。
ここは6年前の初遍路時に野宿した思い出の地。
実は今日も当初は別のルートを歩く予定だった。
当初は過去に通っていない農祖峠を歩く予定だった。
しかし前と同様にここでもデータを準備し忘れた。
そのためデータの残る過去ルートに急遽変更した。
ただ2日後予約済みの宿に着くにはもう少し歩きたい。
上田渡以後の野宿地の当てが無いまま先に進む。
上田渡で十分水を補充後は山間を通る道を進む。
適当な野宿地が見当たらないまま1時間歩く。
その時に少し変わった分岐道に出会う。
本道の直ぐ側に短い脇道があり廃屋が残る。
多分以前は家の前を通る道路だったのだろう。
この道路脇であれば野宿しても問題ないだろう。
環境的には少し不衛生で虫も多そうで多少不満。
しかしこの先適当な野宿地が無い怖れもある。
贅沢は言えず最善ではないが野宿地に決定。
急いでテントを張り食事を摂って早めに寝た。
この日はお遍路さんとの出会いは無し。
4.写真記録
濃霧の中の峠越え歩き
出発1時間後に立ち寄ったトイレ
集団登校児童の後方を歩く
先導する年長児童や後方には保護者(らしき人)
直進方向が「おはなはん通り」
東京ラブストーリーのロケ地
リカがカンチに別れの手紙を投函したポスト
風情を感じる大洲市の古い街並み
肱川橋を渡る
橋の上から肱川と大洲城(復元)を眺望
十夜ヶ橋の永徳寺
平成30年豪雨災害に見舞われた
十夜ヶ橋下の弘法大師野宿跡
こちらも古い街並みの新谷一万石
新谷藩一万石の陣屋町の面影
休憩所・神南堂で一休み
野宿や五右衛門風呂利用も可?
内子町に向かう雑木林遍路道
傾斜は少なく草むらも歩き難くはない
スーパー・フジ内子店で食料調達
道の駅内子敷地内にコロナ抗原検査場
お遍路無料宿
この区間には野宿場所が多い
とても洒落た建物の大瀬小学校
自動車整備店らしくない建物
大瀬地区も風情ある街並み
水場のある休憩所
日陰の少ない小田川沿いを歩く
とても整った段々畑
上田渡の野宿適地(6年前の野宿地)
今回はトイレと水補充で立ち寄る
この先通行規制あり
歩行者(お遍路)は常時通行可
ここでも水を調達できたのか!
今回は素通りした
道路脇の廃屋近くで野宿
この日は車は通らず
5.ルート図
四国遍路旅 18日目ルート図(Google Map)