北海道縦走旅11日目(十勝岳)

8月25日(火)
天気 晴、最高気温 25℃

昨夜心配した天気予報は吉と出る。
朝から良い天気になる。
凌雲閣の朝食は6時半。
栄養とボリューム満点の朝食。
残さず美味しく食べて7時に出発する。

今日から2泊3日の強行日程の縦走登山旅。
心配事が3つある。
第1は、今日から明日の水調達計画。
今日の縦走路中の水場は夏涸れの可能性大。
第2は、明日のコース前半のヤブ道歩行。
ネット情報では双子池からは相当辛いヤブ道。
第3は、最終日の長距離歩行。
距離が30kmを超えるルートだが平坦道も多い。
何れもある程度想定済だが何せ初挑戦ルート。
そして3日分の食料と水で約13kgのザックを背負う。
気を引き締めて出発。

今日は出発時3Lの水を持参し途中で半分消費予定。
後の半分は到着時までの緊急事態用の予備水。
上富良野への登り道途中で初老の登山者と出会う。
大きなキャンバスを背負っている。
「大きな荷物で大変ですね」と声掛けをする。
「大変ですよ」と初老男性が応じる。
登山途中の何処かで絵描きをするのだろうか?

上富良野岳にはほぼ予定どおりに到着。
気温が高めの晴天で水は想定以上に消費。
上富良野~十勝岳区間では登山者3人と交差。
十勝岳までもほぼ予定どおり順調に進む。
一方で水分補給は相変わらず多めに消費する。

十勝岳の先の美瑛富士避難小屋は水場もある。
しかしネット情報で水涸れが多いと知り素通り。
当初の計画どおりオプタテシケから双子池を目指す。
美瑛岳~オプタテシケ間で登山者4人と出会う。
1人は女性で、後は男性で何れも単独登山者。
最後の男性は富良野岳~オプタテシケの往復登山。
但し出発は十勝岳温泉口で下山は望岳台との事。
美瑛富士分岐から望岳台への道を進むらしい。
少し急がないと暗くなると言い足早に別れた。

午後にオプタテシケ山へ向かう途中で少しガスる。
気温も多少下がり水分補給ペースも少し落ち着く。
オプタテシケ山までは順調に進み予定通り到着。
先ほどまでガスっていた山頂は晴れて絶景。

オプタテシケで小休憩後の下山で少し難儀する。
山頂から少し稜線歩きにあるが少し手間取った。
稜線歩きが終わると今度は急下りの坂道。
浮き石が多くて何度かバランスを崩す。
重い荷物もバランスに影響するため慎重に下る。

オプタテシケからの下りでは山麓景色が一望できる。
双子池先のヤブ道がハッキリ見える事を不思議に思う。
そして一番の心配事の水調達場所が目視できるか?
池や雪渓が見えるが登山道からは少し遠い。
そこまで歩いて水を確保する事になるのだろうか?
良く分からないまま麓に降りると小さい池が現れた。
既に手持ちの水は1Lを下回っている。
この小池の水を浄水器で濾過して飲水する事にする。
小池で水調達後は5分ほど歩きキャンプ指定地到着。
誰1人いない場所で好きな所にテントを設営する。
オプタテシケ山以後は誰とも出会わなかった。
ヒグマとも出会わない事を祈り食事して床に就く。

6時半から宿の朝食

栄養・活力満点で準備万端

十勝岳温泉登山口出発

今日は直射日光も嬉しい

朝日を浴びるミヤマリンドウ

朝日に向かう登山道

イワブクロ

火山色彩に圧倒される十勝岳

ハイオトギリ

チングルマ綿毛の先に三峰山遠望

かみふらの岳

十勝岳温泉と富良野街並み遠望

上ホロカメットク山

背景に十勝岳

十勝岳への途中に上ホロ避難小屋

十勝岳山頂

十勝岳から富良野岳(右奥)へ縦走路

十勝~上ホロ~上ふらの~三峰山~富良野

イワギキョウとチングルマ綿毛

ミヤマリンドウ

オプタテシケから美瑛へ向かう登山者

オプタテシケ山への道沿いにチングルマ綿毛

オプタテシケ山までの縦走路を振り返る

オプタテシケ山頂

オプタテシケ先稜線道と右奥トムラウシ遠望

オプタテシケから双子池までの急下り

双子池テン場から続く明瞭な登山道

ウメバチソウ

エゾウサギギク

タカネトウウチソウ

水溜まりの水を調達

水場が分からず浄水器を利用し飲水

双子池キャンプ地に到着

テントを設営

ヒグマを警戒し少しビビる

北海道縦走旅11日目の経過
07:02 十勝岳温泉凌雲閣・発
08:02 上富良野岳分岐
09:02 上富良野岳 (休5分)
09:19 上ホロカメットク山
10:24 十勝岳 (休10分)
12:07 美瑛岳分岐 (休20分)
13:40 石垣山
14:09 ベベツ岳
15:24 オプタテシケ山 (休14分)
17:09 双子池キャンプ指定地・着

歩行時間 9:00
歩行距離 19km

北海道縦走旅11日目の登山ルートは次々回掲載予定

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