大峯展望旅２（池の平公園～寺尾公民館）

6月14日(金)
天気　雨（最高気温24℃）

05:00 池の平公園･発
09:25 道の駅上北山(50分)
12:30 和佐又トンネル
15:05 不動窟
17:40 道の駅川上(15分)
18:20 寺尾公民館･着

昨夜から今後の予定に思いを巡らした。
結論は大峯奥駈道旅を継続した場合との乖離を少なくする事を考えた。
大峯奥駈の場合は明日午後に吉野まで歩きその後電車で大坂に行く計画。
それに近づけるため今日は徒歩旅を続けて野宿し明日吉野経由し大坂へ。
池の平公園から吉野まで国道169号を歩くと約65kmある。
今日は40kmほど歩けば明日は余裕で吉野に着き観光もできる。
40km地点には大迫ダムや不動窟があるが野宿可能かは不明。
そこで50kmほど歩く事で道の駅川上村を目指す事にする。
道の駅ならば水とトイレに不自由しないだろう。
アトは膝痛の回復次第という事になる。

今日は朝から弱雨が続く。
天気予報でも数日前から今日だけは雨の予報で変化無し。
徒歩出発後の膝痛の状況は昨日と同様多少違和感が残るが歩行に影響無し。
５時出発後30分ほどで池原という地区を通る。
高い場所から見下ろす霧に包まれた集落の景色に少し感動する。
この景色を見ただけでも奥駈は途中断念したが徒歩を続け良かったと感じる。
一方で徒歩途中での膝痛悪化も気になるためバス運行時刻を念のため確認。
「音枝」バス停で確認すると１日１本のバスがアト１時間後通過の予定。
このまま徒歩継続して問題なければバスには乗車しない事にする。

雨は一時的に止む事もあるが強弱を繰り返して降り続く。
９時半に道の駅上北山に着く。雨天休憩と食事をする。
昨朝から今朝まで保存食が続いたためチキン南蛮弁当＋かに風味サラダを購入。
雨天時は途中休憩しづらいためたっぷり50分食事休憩して出発。
道の駅を出ると雨が強まる。

朝には景色に感動した時もあったがその後は雨と山景色の連続に我慢。
12時半に和佐山トンネルに入る。
ここから長いトンネルが連続する。
和佐又ﾄﾝﾈﾙ-20分。新伯母峯ﾄﾝﾈﾙ-25分。大嶽ﾄﾝﾈﾙ～栗の木ﾄﾝﾈﾙ-50分。
大嶽ﾄﾝﾈﾙと栗の木ﾄﾝﾈﾙの間ではトンネルが途切れ360度回転する道路を歩く。
ここがどんな地形でどうしてこんなトンネル構造になったか不思議？
更には昔トンネルが無い時代にはどうやって峠越えしたのだろう？
数百年前は大峯奥駈が生活道路だったかもしれないが50年前はどうなの？
いろいろな疑問を抱きながらこの道を歩いた。

15時に「不動窟」という観光名所を通過する。
喫茶「ホラ！あな」が不動窟の入場受付の様だが喫茶店は閉店していた。
たまたま定休日だったのか店が廃業したのかチョット不明。

15時過ぎに歩き続けている時に連続して２台の車から乗車の誘いを受ける。
最初は９人乗り介護用車両の用な車で40代ぐらいの運転手の人。
次には30歳前後の青年が運転する普通乗用車。
どちらも親切そうな人でとても嬉しく感じたがここまで来たら徒歩を続けたい。
声がけに大いに感謝の意を示しつつ丁重に好意を辞退した。
２台目の青年は10分ほどして再度私のそばに停車し缶飲料を提供してくれる。
再度のご好意に深々と礼をする。

17時半に通過した高原トンネルは補修工事中で片側歩道が通行止め。
そしてもう片方の歩道には所々に障害物があり一部通行が困難。
時々柵を乗り越えて車道に降り障害を避け歩道に戻るを繰り返す。
トンネルを通過すると直ぐに道の駅が現れる。
安堵して道の駅に向かうと「テント泊お断り」の張り紙。
ガッカリ。風が強くなっていて道の駅の暴風設備を恨めしく眺める。
さてどうしよう？スマホでこの先の野宿できそうな場所を検索する。
可能性が多少ありそうな所を２～３箇所心に留めて15分後再出発する。

歩き始めて雨は余り強くないが所々で風が非常に強い場所がある。
再出発して25分後の18時20分に寺尾公民館前を通過する。
スマホ検索時点で候補ではなかったが何となく良さそうな場所。
悪天候時の緊急避難的な利用として大目に見てほしいと身勝手に思う。
軒下にテントを張ってみるが強風でテントが飛ばされそうな感じ。
良好な場所とは言えないが悪天候と夕暮れ時間のためここに決定。
19時にはテントに入り強風と雨に怯えつつテント内で夕食。直ぐ就寝。
この日は今回の旅で最長の56kmを歩行した。

食事【朝昼】ｱﾙﾌｧ五目飯､ﾚﾄﾙﾄ煮魚､野菜各種､ﾁｷﾝ南蛮弁当､ｻﾗﾀﾞ【夕】ｱﾙﾌｧ五目飯､ﾚﾄﾙﾄ煮魚､卵焼､ｳｲﾝﾅｰ､野菜各種

歩行時間 12:00
歩行距離 56km
末尾には(旧)ルートラボと(新)Ridesのルート図を併載しました。