9月5日(土)~6日(日)
昨日は利尻岳登山を諦め帰宅の手配をした。
バスを乗継ぎ函館でフェリー乗船し青森へ。
朝8時に宿出発後丸一日かけて翌朝青森に帰る。
列車を使えば3時間ほど早いが時間に大差ない。
一方で料金はバスに比べてJRは倍の運賃。
バスは快適度で少し劣るが安さが魅力。
宿主人運転のワゴン車で港まで送迎してもらう。
ワゴン車は年季が入り過ぎ修理費が嵩むとの事。
コロナの影響で収入が激減し車の修理も一大事。
このままでは来年も宿を続けられるかの瀬戸際。
有り難く送迎してもらい宿泊回復を祈って下車。
宿で会った女性と共に下車後は港で土産の物色。
女性は昨日の礼文散策で会った別の女性と再会。
一人旅の女性同士で直ぐ仲良くなれるようだ。
私は昨日の礼文で見かけた一人旅青年と会う。
少し話をしたら青年も礼文縦走したかったらしい。
ところが通行止のため縦走を諦め分割散策したと言う。
私と同様「通行止」の事を知らず計画したらしい。
私は行ける所までと歩き始め最後まで歩いた事を話す。
昨夜の夕食時にやはり一人旅男性と出会っている。
トレイルランニングもする雰囲気の中年男性。
男性は礼文島の前に2日間利尻島にいたそうだ。
1日目には利尻岳2日目は利尻島一周の予定を組んだ。
ところが1日目利尻岳に登ったがガスで眺望なし。
このため2日目も再度利尻岳に登って礼文島に来た。
このあと男性は礼文島縦走を含め3泊するとの事。
私や前述の青年と同様に「通行止」は知らない様子。
利尻岳を2日連続で登るほど山好きで体力もある。
私が一部通行止だが歩いても支障無かったと話す。
日本はこれからも様々な災害が想定される。
災害後の現地の被災情報や観光情報は旅行者に重要。
できればネットや様々な手段で情報発信してほしい。
また被災に伴う通行止の判断も一考してほしいと思う。
一律的な通行止の措置は旅行者を相当落胆させる。
人それぞれで柔軟に対応できれば一番良いと思う。
礼文島の縦走コースには8時間コースがある。
私が歩いた中では宇遠内分岐~澄海岬区間になる。
この区間は北から南に歩く事を推奨している。
私が歩いた南から北は「歩かないで」と標識がある。
しかし私の印象は私のコースの方が安全と感じた。
アマナ岩の所の急坂は下りより登りの方が安全と思う。
ただし海岸から上り始める地点が分かり難い点はある。
8時間コースを歩く人は自己責任で良いと思うが。
(この辺は様々な意見があると思います。)
フェリーから下船後は港から出る札幌行バスに乗車。
稚内から札幌まで約6時間乗車して17時過ぎ札幌着。
前述の青年とは札幌まで同じ行程。
札幌発函館行バスには5時間乗車し夜中に函館着。
函館市内で下車後フェリー乗場までの道を間違える。
できるだけ短く歩こうとして結局大幅に遅れ港に着。
ただフェリー乗船まで時間があったため支障なし。
真夜中2時出港のフェリーに乗り青森港に6時着。
駅まで歩いた後は鉄道を利用して7時に帰宅した。
【追記】
今回の旅は久々に実り多い旅でした。
記事に書きましたが塩狩峠と宇遠内での出会い。
顔を見ない出会いでしたが衝撃と感動を受けました。
また大雪山系縦走と礼文島縦走は天気に恵まれました。
事前の天気予報が不安でしたので尚更感激しました。
また雨の日の凍える身に暖かな言葉は力になりました。
一方で相変わらずミスも犯し何度も反省しました。
旅の支出経費や健康問題や反省事項など少し整理します。
後日記事にまとめたいと思います。
礼文島を後にフェリー出港
船から利尻岳を眺望
山麓と中腹の一部が雲
船から礼文島を眺望
礼文島の地表一面に低層雲
札幌発函館行バス乗り場の中央バスターミナル
宗谷バス下車後、徒歩約1分
夜中0時50分に函館港に到着
早朝にフェリーを下船して帰路へ
北海道から青森帰宅の経過
08:00 民宿 — 宿の車 — 08:20 香深港・着
08:55 香深港 — フェリー — 10:50 稚内港・着
11:30 稚内港 -宗谷バス- 17:20 札幌・着
18:20 札幌 -道南バス- 23:30 函館市・着
23:30 函館市内 – 徒歩 – 24:50 函館フェリー港(道間違い)
02:00 函館港 -青函フェリー-05:50 青森港・着
06:00 青森港 – 徒 歩 – 06:40 青森駅・着
06:53 青森駅 -青い森鉄道- 07:04駅~07:15自宅
コメント
ご苦労様でした。キノコが取れ始めましたよ!2日にますやの父さんたちとザック一杯サモダシを採ってきました。通行止めの件ですが、奥入瀬渓流の遊歩道ベンチでの落枝での事故やそれ以前の城ヶ倉渓流での落石事故など、管理者の行政の責任にされる事例が多々あります。そのため、崩壊などがあれば完全に補修するまで通行止めにするのが一番手っ取り早い方法なのだと考えられます。あまり自己責任という言葉は好きでないのですが、行政と利用者がお互いに責任転嫁しないような(ある程度危険がある場合でも、そのことをお互いに理解して)方法を採れるとよいのではないでしょうかと考えています。
サモダシの大収穫! 素晴らしい!
最近2~3年はサモダシ不作で見かける機会が極端に減りました。
今年はサモダシを見る機会が増えそうですね。
「通行止」と「自己責任」については私も同じように思います。
今回は私が利用者側ですが仮に管理者側の立場なら「通行止」にしたかもしれません。
町の少ない予算や職員の状況で何を優先するか判断する事は大変難しいと思います。
でも登山や山菜採りは本来自分で情報を調べその都度判断し行動するものと思います。
また「自己責任」という表現も最近は権力側が民衆側に使う雰囲気が感じられます。
菅総理が述べた「自助・共助・公助」も3助が同等という意見と優劣があるという意見がある様です。
言葉遣いや表現は使う場面や人により捉え方が変わる可能性を心に留めたいと思います。