夏に思う事

[0始] 夏に思う事
夏が来れば思い出す。
故人のK氏とねぶたを楽しんだ思い出。
ねぶたを観て飲み、ねぶたで跳ねて飲み。
ねぶた運行終了後は朝まで飲み明かした。
更に酒無しで昼ねぶたで跳ねた体験もした。
そして2年前コロナが未だ騒々しかった頃。
ねぶた開催中止の夏にK氏は亡くなった。

それから2年後の今年はねぶたが例年通り開催。
昨年はマスク着用義務だったが今年はマスク無。
テレビで見ると跳人も観客もマスク無が多数。
本来の姿に戻り大結構だが釈然としない気持ち。
一体今現在マスク着用基準はどうなっているの?

夏が来れば思いを巡らす。
過去に戦争があった事。今も戦争がある事。
広島と長崎に原爆が落とされて終戦した夏。
戦争のない世界は夢物語なのか?

[1] マスク基準の疑問
現在マスク着用は個人判断に委ねられている。
だから町中を見渡すとマスクの着脱は人夫々。
屋外ではマスク無の人が徐々に増えている様子。
相撲のTV中継でもマスク無観戦が増加した印象。
一方で市内スーパー買い物時はマスク姿が大半。
レジでは今もアクリル仕切りが設置されている。
勿論マスク無しで来店し買物しても問題ない。
だが献血時は依然としてマスク着用が義務化。
先日受けた健康検査の際もマスク着用が義務。
医療機関はコロナ患者も居てマスク必要は理解。
献血や健康検査は医療に準じた基準設定かな?
私はモヤモヤしつつも夫々の基準に従っている。

[2] コロナ捏造報道と民意誘導
NHKのコロナ捏造報道に関する話。
先日NHKがコロナ報道で謝罪に追い込まれた。
参考記事:大崎明子(フリーライター)記 JBpress2023.7.27
NewsWatch9でワクチン死をコロナ死に捏造したNHKの本質

 NHKは7月21日、「ニュースウォッチ9」の5月15日における放送をめぐる問題で謝罪し、関係した4人の職員を14日の出勤停止や減給、譴責の懲戒処分にしたと発表した。 問題の放送は約(1/7)
この記事を超要約する。
・NHKは「コロナは未だ怖い」事を報道しようとした
・映像でワクチン接種後の死者をコロナの死者の様に紹介
・結果的に視聴者にワクチン死をコロナ死と誤解させた

NHKは政府に同調しワクチン接種推進を呼びかけている。
ワクチンで死ぬ人がいる事は目立たない形で報道する。
またNHKで頻繁にコロナ解説する舘田教授はワクチン推進者。
ところが本人はワクチン副作用を怖れ一度も接種せず。
NHKはその事を舘田教授に一度も問い質しはしない。

私は視聴者を欺く報道をしたNHKに呆れ強く憤る。
報道機関は民意の形成に重大な影響力を及ぼす。
報道機関は事実を伝え憶測を廃した報道が必要。
しかし最初から民意誘導を目的に報道するとは!!
そのために全く正反対の映像を流してしまうとは!!
たとえ意図せずした事でも大変悪質な事案。

[3] コロナ対策への尽きぬ疑問と私見
コロナは一体どうなっているのだろう。
専門家は流行の波毎に注意喚起を漫然と繰返す。
過去のコロナ対策の効果有無や検証は話題にしない。
今も相変わらずワクチン、マスク、医療体制確保の繰り返し。

コロナに関して私は今も疑問を感じる事が多々ある。
・コロナは本当に致死率の高い怖い感染症だったのか?
・コロナワクチンは副作用を凌駕する効果大のワクチン?
・3密回避やマスクや消毒は効果的な予防対策だったか?
その他にも数々の疑問がある。
(現在は副反応が一般的だが私は副作用と表現したい)

私は個人的にどの疑問にも否定的な見解を抱いている。
コロナは怖い感染症でなくワクチンは効果が低い。
3密回避やマスク・消毒も効果の低い対策に思う。
全てはコロナ感染の拡大と収束の波が物語っている。
様々な対策を嘲笑う様に感染は拡大と収束を繰返した。
幾らワクチン接種しても感染拡大し、拡大ピーク後は収束した。

ワクチンが多少なりとも効果がある事を私は否定しない。
ワクチン効果説明で接種者と非接種者の比較例がある。
接種者は非接種者より感染や重症化の割合が少ない。
しかしよく考えてみてほしい。
仮に病弱な高齢者がいた場合ワクチン接種するだろうか?
ワクチン接種の副作用で死ぬ事を怖れ接種を諦めそう。
(実際にNHK御用学者舘田教授はワクチン副作用を怖れ非接種)
その人がコロナに感染し死んだ場合は非接種者死となる。
つまりワクチンを接種できる人はある程度健康な人。
元々健康な人にワクチン接種が多く死亡事例が少ない。
元々不健康な人はワクチン接種せず死亡が多くなる。
この様な接種時点での選別等の情報は全て非公開。

私が3年を超えるコロナ禍で感じた私見等の列挙。
・コロナは高齢者や基礎疾患者には危険な病だった。
・しかし大多数の人には重篤化の怖れのない病だった。
・初期段階は無症状者も入院させ医療逼迫を慢性化。
・医療を逼迫させた事で医療不安を増大させた。
・コロナは弱毒だが感染力が強いため感染拡大した。
・無症状の人が意図せず知らぬ間に感染拡大させた。
・そしてある程度感染が拡大し尽くすと収束した。
・感染抑止対策は高齢者や基礎疾患者を優先すべきだった。
・一律緊急事態化したため社会を大混乱させた。
・高齢者や基礎疾患者を分離し社会は通常活動すべきだった。
・ワクチンは効果が高くない割に副作用の多い薬だった。
・ワクチン接種を何回も繰り返す事で副作用の拡大を招いた。
・更にはワクチン接種疑いの死亡例は数千件に拡大した。
・コロナは感染力が強いためマスクや消毒は効果が低かった。
・寧ろ運動などで免疫力向上の方が効果が高いと思われた。
・しかし自粛生活長期化で免疫力を低下させ病状悪化させた。

[4] コロナも人間も多様で不平等
コロナ対策の初期はコロナでの死者急増を怖れた。
その結果コロナ感染拡大を防ぐため自粛が広まった。
ただコロナ感染しても無症状の多い事は知られていた。
大多数は無症状や軽症だが高齢者や基礎疾患者は重症化。
結果的に高齢者や基礎疾患者保護目的で全国で自粛。
高齢者や基礎疾患者を単純に足せば国民の約1/3が該当。
しかし高齢基礎疾患の例えば高血圧高齢者は60歳以上の6割。
つまり60歳以上では半数以上が高齢&基礎疾患者となる。

2022年7月時点の人口とコロナの統計データ
60歳以上の高齢者数 4360万人
60歳以上のコロナ感染者 138万人
60歳以上のコロナ死亡者 3万人弱
60歳以上高齢者のコロナ感染率  約3%(100人に3人)
60歳以上高齢者の感染後の死亡率 約2%(100人に2人)
因みに高齢者4360万に対し3万死は0.07%(1500人に1人)

これから分かる様に高齢で基礎疾患者でも余り心配ない。
高齢で基礎疾患者でも9割以上は感染も死亡もしない。
見方一つで全く異なる印象を受けると思うのだが。
コロナで死んだ人は感染以外でも死に易かったと思う。
冷たい言い方をすれば人は皆多様で死の到来も様々。
いつどこで何が原因で死ぬかは人夫々で皆違う。
数日前まで元気な知人の突然死に私は複数回遭遇した。
コロナも人間も多様性があり変化も繰り返す。
人一人一人異なっており皆が平等に生きる事は不可能。

[5] 規則やルールの限界
コロナ初期には緊急事態宣言が頻繁に出された。
これは既存の法律を無理矢理コロナに当てはめたもの。
法律や規則やルールは時により想定外にも対応を迫られる。
人間の予測は限界があり事前に決めた枠を超える事もある。
また事前に決めた規則ルールは様々な事情に左右される。
例えば東日本大震災と福島原発事故が発生した2011年。
津波の被害を防ぐ、原発事故は絶対嫌、皆そう思った。
津波を防ぐ防潮堤を整備し原発は原則廃炉を決めた。
それから12年を経た今の日本全体の意識はどうだろう?
12年で人々の意識は変わるが決めた事の変更は困難。

[6] 巨大防潮堤への疑問
私はみちのく潮風トレイル等で東北沿岸を歩いた。
そして行く先々で巨大防潮堤を数多く見てきた。
最初は震災2年後に自転車旅で沿岸を走った。
その後2年おきぐらいに東北沿岸を歩いて来た。
最初は止むを得ないと思った防潮堤だが今は疑問大。
次に起きる巨大津波まで防潮堤は何度建て替える?
防潮堤で海と町を遮断する事が本当に住民の幸せか?

震災直後の民意は防潮堤必須が多数派だったろう。
いや防潮堤反対の人も一定数はいたと思う。
しかし被災直後は防潮堤必須の強い民意には負ける。
今もし冷静に民意を再確認したら或いは違うかも?
でも防潮堤是非の正解は永遠に不明かもしれない。
以上は一部外者の私見であり地元民の気持ちは不明。
地元民は防潮堤を必須と思う人が今も大多数かも?
ただネット検索すると防潮堤否定派は結構多い印象。

[7] 大麻と酒
話が急に変わるが最近話題の大麻問題。
大麻は現在日本の法律で禁止されている。
何が禁止されているかというと所持や売買。
大麻の使用は直接的には罪に問われない。
参考:ネクスパート法律事務所「大麻で逮捕の解説」

大麻で逮捕されるのはどのようなケースなのでしょうか?逮捕されると、どうなるのでしょうか? 大麻事件で逮捕されると、ほとんどのケースで長期間身柄を拘束されます。 早期解決とその後の生活への影響を最小限に抑えるには、できるだ...

芸能人やスポーツ選手の大麻所持は時々発生する。
でも大麻使用による凶悪事件の話はほぼ聞かない。
一方私は酒で人生を台無しにした知人を複数知る。
酒は飲酒運転事故や殺人等の大事件の要因になる。
酒による家庭崩壊や命を縮めた例は枚挙に暇が無い。
私は大麻よりも酒の方が害が大きいと感じる。
しかし現在酒は法律で取り締まりはされない。
(勿論適度な飲酒は良い面もある事は承知だ)

私は酒の取締りや大麻の合法化を望む訳ではない。
私が指摘したいのはルール策定基準が曖昧な事。
ルールは人々の多数意見の反映が重要視される。
つまり正義か悪かや合理的か等は最優先でない。
酒が合法で大麻が違法の合理的説明を聞きたい。

[8] 戦争をどう考えるか
日本は憲法で永久に戦争を放棄している。
そして戦争の引き金になる武器も放棄している。
つまり平和と正義を望み戦争は悪として否定する。
だが一方で他国の侵略に備え自衛隊を持っている。
戦争の悪を排除しつつ戦争に繋がる自衛隊を持つ。
矛盾していても多数が望めばそれが法律になる。

何が正しくて何が間違いかを判断する事は難しい。
一方で多数決で決める事はある意味で容易だ。
そして多数決で決める際の民意はとても流動的。
民意は時々の事情でとても変わり易いと思う。
憲法と自衛隊問題も近隣国が平和なら軍縮派が優勢。
でも近隣国が緊迫化すれば軍拡派が優勢。

戦争は妬みや不満や不公平感の増大が引き金と思う。
自国が隣国に不利益な扱いをされると隣国を恨む。
隣国への恨みが最大化した時に戦争が起きる。
戦争を避けるには互いを思いやる心を忘れない事。
しかしそれは国同士だけでなく国内の場合も同じ事。
殺人や強盗も自分が他人より不幸と思うのが発端。
だから国同士、人同士が平等だと感じる事が大切。
だが現実は国や個々人で非常に大きな格差がある。
端的に言ってしまえばお金の格差(=貧富格差)。
国同士や個人間では怖ろしい程の貧富格差が拡大中。
極論を言えば全ての争いは貧富格差が発端と思う。
だから戦争防止には格差の縮小(解消)が不可欠。
だが現実には格差解消は非常に困難と言うしかない。
貧富と格差の話題については別の機会に譲りたい。

[9終] 故人を偲び過去に学ぶ
故人・K氏は医師が誤診した疑念を抱き亡くなった。
適切な診断を受けていれば長生きできたかもしれない。
だが今更過去の事を悔やんでも過去は変えられない。
人間ができる事は仮に誤りを犯せばそれを改める事。
そして誤りが起きた原因を分析し次に生かす事。

医療は一人一人異なる人間と接する行為で千変万化。
医療提供側の意識と共に受診側も医者を盲信しない事。
自分の体調は自分しか分からないので体調に気を配る。
自分の身体の声に耳を澄ませる事が大切。
変化があれば医者や医療情報を参考に状態分析する。
些細な変化も気を付ければ悪化予防も可能になる。

戦争についても同じ事が言えると思う。
現状を把握し問題があれば分析し過去に学ぶ事。
過去に誤りがあったらそれを繰り返さない事が大事。
何故戦争が起きるか分析し戦争を防ぐ努力を怠らない。

規則やルールは簡単には変えられない。
だが人の意識は容易に変わり易い。
だから病気も戦争も先ずは意識改革が大切。
でも病気や戦争の意識改革大切と言うは易く行うは難し

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コメント

  1. との より:

    今年は、あまりにも暑くてねぶたはテレビで・・・。病気は、若干医師に抵抗するが(2年くらい)数値が改善せず関連する臓器に影響を及ぼすと言われると、薬服用(現在、降圧剤と尿酸値を下げる)くらい。戦争、学生のころ教育実習で政経を採っていたので、実習発表がたまたま憲法9条の解釈に当たったので、担当教員は別なテーマにしたらと言われたが、私のために授業が前後するのでは、生徒に迷惑だと言ってそのままおこなうことにしたのですが、自衛隊を英語で言うとどう表現されているのかということから、それぞれ各自で考えるようにとまとめました。政府解釈や、反対する人たちの解釈も示して、生徒それぞれが考えてほしいとの思いからでした。

    • takenamik1 より:

      との さん
      コメントありがとうございます。
      異常な猛暑が間断なく続き更に夜も寝苦しい日が続く中では各自が自分を守る事が最優先だと思います。
      我が家でも母親の熱中症予防対策で日中はエアコンを稼働し続けています。
      ねぶたの時期は例年であれば夜はそこそこ涼しくなる事が多いのに今年は夜8時頃でも30℃はある様です。
      どうぞお身体を労り健やかに過ごされます様祈ります。
      今回は健康の事と戦争の事を書いてみましたが取り留め無い話になってしまいました。
      どちらも正解が分からないテーマではありますが今後も考え続けたいと思っております。