雪から花へ端境期の北八甲田

経緯
6月3日(木)
八甲田は雪どけが早いと思い花目当てに山へ。
3日の天気予報は晴れ後曇り。最高気温23℃。
絶好の登山日和と思った。しかし…
予想以上に気温上昇し汗だく登山となった。

登山の概要
8時20分に自家用車で自宅を出発。
9時05分に酸ヶ湯温泉周辺駐車場に到着。
トイレを済ませて9時23分毛無方面に向い出発。
出発後15分ほどすると雪原が現れた。
進む方向が分らず2~3分ほど道探しする。
残雪期の終盤は雪に埋まった枝が道を隠している。

毛無岱に出ると雪はほぼ消えていた。
ショウジョウバカマやミズバショウが咲いている。
花盛りには程遠く今は雪から花への端境期と感じる。
その後も所々残雪が現れルート探しに少し手間取る。
また赤倉岳への登坂道では倒木が邪魔な所もある。
井戸岳まで来るとミヤマキンバイが咲いていた。
山頂周辺は雪どけが早いため開花も早まった様だ。

井戸岳山頂で小休憩後に雪渓を経て大岳に着く。
山の気温は20℃ぐらいと思われ相当汗をかいた。
しかし大岳に着くと晴れから曇りに変わる。
風は多少あるが寒いほどでなく山頂で昼食を摂る。
山頂までに2人と出会い山頂では3人と出会う。
コロナ禍という事で互いに距離を空けて休む。

大岳山頂を下ると小岳分岐手前には大雪渓がある。
雪渓は当分消えなさそうだがなだらかで歩き易い。
仙人岱で水分補給し地獄湯ノ沢手前は雪壁の下り。
その後も3カ所ほど雪渓を通過した。
雪でルートが分かり難い所や多少急な雪渓もある。
雪に慣れない人は時期をずらした方が良さそう。
下りでは2人とすれ違い14時30分に駐車場に戻った。
雪と花の端境期からか好天の割に人出は少なかった。
車運転中に見かけた山菜採りの方が多かった。

登山関連話題
(1) スマートウオッチ
8か月前に入手した中古のHuaweiWatchiGT2e。
もはや身体に一部になり24時間身に付けている。
毎日使うのは朝ラン記録と睡眠記録とストレス記録。
血中酸素濃度と登山記録は必要の都度利用する。
充電は1週間に1度というのも嬉しい。
歩行ルート記録をダウンロードできれば更に嬉しい。
(2) スマホ
同じHuawei製のスマホも中古で手に入れた。
こちらでも登山ルートの記録を試すが上手くいかない。
ネットで調べるとHuaweiのGPSは電源節約で切れ易いらしい。
スマートウオッチのGPSは良くてスマホが駄目とは情けない。
写真撮影の画質は良いと思うのでGPSは改善して欲しい。
(3) 防水雨具
以前から雨合羽や登山靴の防水機能には悩まされた。
長期旅行時等に服内部や靴内部の浸水を防げずにいた。
最近新調した雨合羽で雨天時に走り気付いた事がある。
素肌に防水合羽を着て走ると発汗部分が浸水し易い。
防水とは外部の水の侵入を防ぎつつ内部の水を放出する。
しかし内部の水(汗)を放出できないと防水服の内側が濡れる。
すると内部と外部の水同士が通じ合って浸水に繋がる。
雨の中長時間歩くと内部が濡れるのは発汗が蒸発しないため。
雨天時の長時間運動では防水は無理と思わざるを得ない。
それでも今後も改善策を考えてはいきたいと思う。

登山写真

山の雪は相当消えたと思って出発した

出発から15分後に小雪原が出現

下毛無岱は消雪しショウジョウバカマが出現。背後に大岳

ミズバショウの背後に大岳を眺望

ミズバショウ群を通り木段へ

雪の残る丸沼と櫛ヶ峰

毛無岱分岐後間もなく現れた雪原

赤倉岳登坂道途中の倒木を迂回

タカネザクラの背後は南八甲田方面

井戸岳のミヤマキンバイと高田大岳

井戸岳のミヤマキンバイと八甲田大岳

大岳登り途中で雪渓と井戸岳を眺望

雲が増えてきた大岳山頂に到着

大岳下りから小岳分岐に向かう雪渓

仙人岱から地獄湯ノ沢への雪壁を下りる

雪斜面のトラバース道はステップあり

仙人岱後にも3~4カ所雪原を通る

八甲田神社登山口に到着

登山時間
09:23 酸ヶ湯温泉
10:37 毛無岱分岐
11:09 宮様コース分岐
11:39 赤倉岳分岐
11:48 赤倉岳
11:54 井戸岳の山名標識(休5分)
12:17 井戸沼
12:36 八甲田大岳(食事休13分)
13:07 鏡沼
13:29 仙人岱(休1分)
13:45 地獄湯ノ沢
14:25 八甲田山神社登山口

歩行時間 5時間
歩行距離 11km

登山コース

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