四国遍路旅 29日目
令和4年6月12日(日) 中尾峠~板東
天気 晴 気温 19~28℃
1.旅の時間経過・距離
03時30分 起床
06時05分 中尾峠休憩所・発
06時35分 白鳥温泉
10時00分 国道11号右折(休18分)
11時20分 大坂峠展望台(2分)
13時10分 マルナカ大寺(60分)
15時00分 1番・霊山寺 (10分)
15時35分 板東駅・着
[12日] 徳島市内のH太陽農園徳島県庁前に宿泊
[13日] 徳島からフェリーと電車で大阪に移動しHマルモトに宿泊
[14日] 伊丹空港から飛行機で青森に帰宅
歩行距離 34km
歩行時間 8時間00分(休90分除く)
[上り標高計520m/下り標高計730m]
2.遍路道の概要
標高240m中尾峠から国道11号までは下り道。
国道11から県道1を経て標高390m大坂峠まで登坂道。
その後は下坂道で徳島に下り市街地平坦路を歩く。
3.出来事や感想
テント内への雨侵入防止のため防水シートを外向き配置。
東屋屋根からはみ出した部分に特にシートを寄せた。
結果的にテント内の雨濡れは最小限にできたと思う。
また風雨が強くなかった事も幸いだった。
早朝には雨は上がったが霧がとても濃い状態。
その霧も出発時には薄れて青空が徐々に現れる。
歩き続けると青空の割合が増え気温が上がる。
10時に海沿いの国道11号を右折し大坂峠へ向かう。
暑さで少しバテたため日陰を見つけて休憩する。
靴下を脱ぎ足をケアしつつ軽く栄養を補給する。
11時過ぎ大坂峠展望台に着くと高齢夫婦が休憩中。
ここの展望台は近くまで車道が通っている。
展望台の後は急坂を下り板野町に進む。
山道を終え集落まで来た時カラスの歓迎を受ける。
カラスのフン出物が私のサブザックを直撃する。
胸元のザックに白色のフンがベッタリ付着する。
フン害にフン慨する。
雑草で拭き取りを試みたが完全除去には程遠い。
13時過ぎにスーパーに寄りカツ丼と牛乳で体力補給。
15時に霊山寺に到着し四国一周旅を完結する。
最終日の晴天が今回の遍路旅の天気を象徴した。
今回ほど長期間の旅中天気に恵まれた事はない。
30日近い旅のうち雨天だったのは4~5日。
大雨には一度もあわず歩行は快調に進められた。
今回の旅は出来る限り最短日数での歩行を目指した。
遍路道保存協力会の冊子には最短日数29日の体験例。
それならばと28日で通し打ちする計画を立てた。
だが国分で小屋野宿した際に23日余で廻った話を伺う。
雲辺寺では私と桁違いの速度の人にも実際出逢った。
でも自分の中では精一杯の旅を無事終えられ大満足。
無事できた最大要因は天気に恵まれた事だと思う。
また大きな怪我や不調が無かった事も幸いだった。
旅における体調等について少し振り返りたい。
4.旅全体の食事や健康
1 歯の問題
私は長期旅前に何時も何らか不安を抱え旅立つ。
今回も左下奥歯茎に軽痛がある状態で出掛けた。
実は一昨年北海道旅直前も治療歯の冠が外れた。
特別な措置をせずに旅をして何とか旅を終えた。
今回も旅中に痛み出す事を怖れたが大丈夫だった。
私は以前ブログに書いたが他人に比べ歯が弱い。
全部の歯のうち7~8割が治療歯。
更に複数回治療を繰り返した歯もある。
小学校から治療が始まりほぼ毎年歯医者に通院。
両親には歯の治療代で相当負担をかけたと思う。
ところが最近は数年に一度程度の歯科治療。
一番直近では5年ほど前の治療後は通院歴なし。
最近2度の旅行直前の歯トラブル時も極力非通院方針。
65歳になり身体に不必要な手入れはしたくない。
歯も痛くさえなければなるべく放置したい。
少々過激な発言だが一応は根拠がある。
小峰一雄「虫歯も歯周病も自然治癒力で治す」理論。
糖分を減らしアルカリ食品を増やす事で改善を図る。
今現在も異常は無く暫く実験を続けたいと思う。
2 皮膚炎の問題
歯の問題でも書いたが私は自分で試す事を重視する。
病院に行っても効果が少ない事を何度か痛感。
その一つが皮膚炎の問題。
約5年前に発症後2病院で診察治療を受ける。
薬治療で改善するが暫くすると再発を毎年繰り返す。
但し年々再発現象は軽度化して深刻ではない。
でも完治を目指したい気持ちが強い。
皮膚炎が再発する時期は毎年冬。
冬になると乾燥する上に運動不足になる。
結果的に皮膚の発汗が減少し皮膚バリアが劣化。
また運動不足だが食事量が変わらず栄養過多。
更に発汗減少で水分補給も減り体内水分も減少。
結果として新陳代謝が上手く働かず皮膚に表出する。
以上の因果関係を自分勝手に皮膚炎原因と推測した。
そして新陳代謝と発汗増量に長期旅行が良いと推測。
今旅でもその検証を兼ねて旅を続けた。
旅開始1~2週間ほどは目立つ効果は感じない。
むしろ痒みが発生して痒み止めを塗った事もある。
しかし2週間過ぎ頃から徐々に効果を感じ始める。
旅を終えた今現在も皮膚は良好状態を維持している。
この他にも旅で様々思考し試行した事がある。
各種の健康検査数値を元に分析したい項目もある。
血液検査結果の掲載も含め後日記事にしたいと思う。
また旅の経費や野宿情報等も徐々に整理掲載の予定。
5.写真記録
テント野宿した翌朝。インナーとフライの間にシート
左側に防水カバーを片寄せし雨濡れを最小限に防止
未だ少し濡れた山道を進む
白鳥温泉前を通過
白鳥温泉前バス停
ここで野宿のネット記事も見た
朝日を浴びる濡れたアジサイ
とても綺麗
国道11号から県道1号へ右折し大坂峠経由で板野へ
大坂峠の解説を読み登坂道を進む
大坂峠展望所
ここに立ち寄らず短縮も可能
大坂峠道を終えて集落道路に出る
この時にカラスのフン出物を頂戴する
JR阿波大宮駅手前を歩く
マルナカ大寺店で昼食休憩
霊山寺に近づくとパトカーが停車中
1番・霊山寺に到着
四国お遍路一周旅の完了!
板東駅から徳島市のホテルへ
ホテルに1泊し翌日は大阪のホテルに1泊
サブザックにカラスのフン土産の痕跡
動楽亭で落語鑑賞。5月は空席多数で今回は満席
3年前と今年5月に続き3回目の鑑賞
伊丹空港から飛行機格安料金で帰宅
6.ルート図
四国遍路旅 29日目ルート図(Google Map)